d news agui物語.1 「閉じる」
{前置き}
そろそろ「d news agui」について、書籍化を目指したいと、このnoteで、整理、構成していきたいと思っています。時々、僕のメールマガジン「ナガオカケンメイのメール」にも書いた内容に加筆したものも掲載していきます。
なお、これを機に、d news aguiに関しての内容は、ここ「d news agui物語」に一本化していきたいと考えています。定期購読、よろしくご支援ください。
{前略・毎回同じことを書きますので、常連さんはここは飛ばしてね}
そもそもこの「d news agui」のプロジェクトが始まったのは、2020年の12月をゴールと設定したクラウドファンディングでの達成から始まります。
人口28,000人の小さな田舎町「阿久比町(あぐいちょう)」が舞台。この町で育った(3歳から18歳 つまり、小中高を過ごしました)僕は、町の商工会青年部からの依頼で講演をしました。その時、「ふるさとに何かしたい」という気持ちが自然と芽生え、いろいろ考えていく中で「ふるさとの風景を残すことにもなり、いわゆる税金を使って闇雲に"活性化"などと叫び、派手なアクションをするでもないこと」。僕のデザインのスタンスでもある「昔からあるものを生かす」「長く続いているものは大切なメッセージを持っている」という考えに基づき、もともと「知多木綿の機織の産地」であった機織工場跡の建物を使ったことをしたい、と、提案していきました。
この物語は、そんな僕が、つまり、東京ベースで活動していたデザイナーが、田舎に戻って自分の考え方を「いかに地味に実行していく」経緯の話です。
格闘していくのは「新しい働き方」「町のためになる」「緩やかな活性化」「商品開発」「徒歩観光」「ゲストを招く」「空き家」「クラウドファンディング」「急がない」などのキーワードが出てきます。
すでに、約2年経過しようとしています。今から順を追って書くのは、難しいので、時間軸ではなく、「キーワード」で、書き進めていきたいと思います。(つまり、時間軸はぐちゃぐちゃで、時に、なんのことを前提に書いているのだろうか・・・と、思われることが出てきますが、どうか最後までお付き合いください)
と、いうことで、第一話は「閉じる」です。
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