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vison HIROSHIMA(仮)をつくる.3 「ラジオ」

はじめに・このシリーズは「d design travel広島号」を見た依頼主が「この本の編集方針で施設を考えてみてほしい」という依頼から始まった壮大な嘘のようなお話です。依頼主は三重県多気町「VISON」を経営するアクアイグニス。東京ドーム24個分という広大な「VISON」よりも少し大きいこの施設。さて、グラフィックデザイナーの私に、こんな仕事はできるのか。2029年の開業目指し、みんなの夢を背負ってここに記していきます。購読応援もよろしくお願いします。

今回のテーマは「ラジオ」

僕のこのプロジェクトの立ち位置は「アドバイザー」。依頼されている仕事は「リーシングのパンフレット制作」つまり、グラフィックなので得意分野なのですが、どんな施設にしていくか、どんなテナントを誘うのかなど、冒頭に書いた通り、依頼の根っこは「d design travel広島号」にあり、そこで約半年かけて取材旅行、広告営業をしてきた関係性も、後々役立つものと考えられての依頼と思っています。

本のテーマは「広島らしさ」。なのでこの施設のテーマを「広島らしい」としていくとかなり相性のいいことになります。
そこをベースに色々アドバイスをしながら、リーシングのパンフレットに何を載せ、なんと言い、どんなイメージを掲載し、なんなら全体のテーマを何としたらこれからの新しい施設にふさわしいか。つまり、パンフレットの中身にもアドバイスをする。つまり、全体を今はなんとなくアドバイスする役割ですが、見る方角を変えればトータルプロデュース的にも見えて、僕としてはドキドキしています。

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