ＪＲ列車にスマホ置き忘れた

ＪＲで徳島から高松に移動中、スマホを置き忘れてしまったという話。

スマホがないと、情けない奴になるということが、身に染みてわかった。

スマホが便利なのは違いないけど、それがなくても生きていけるようにしておくことは、

めちゃくちゃ大事。

そもそも、それは、以前の自分はできていたはず。

まず、置き忘れたきっかけ。

高松に間もなく着くアナウンスが流れる中、

充電中だったスマホのコンセントを外し、それをカバンに入れる間、スマホを前のポケットに。

このまま忘れたらシャレにならないと思った記憶まではあった。

列車を降りて、改札もでて、しばらく歩いた後、

これから向かうところの位置情報を探ろうと、ポケットに手を入れると、

スマホがない。

んん？

あっ、列車のポケットからスマホを取り出した記憶がない。

慌てて高松駅に戻る。

高松まで来た列車は、まだホームにいた。

事務室に事情を説明。

無念にも、言われたこと。

列車は今から車庫に向かうので、入れません。

えーっと言って、唖然としていると、

その列車は車庫に発車してしまった。

あーあ

事務室では、

忘れ物の手続きをしてくださいと、書類を出される。

車庫でスマホが見つかったら連絡しますので、名前と電話番号を記入してください。

何と。連絡先は、そのスマホじゃないか。

ないのだから、その連絡先に連絡をもらっても出れない。

情けない。

今から行く会場の連絡先を書くのか？

けど、担当者の冷静な一言。

その会場先があなたに繋いでくれるかどうかは、こちらでは保証できないので、

それは不適当だと思います。

そうか、確かに、今日は土曜日。

その会場の当番が電話に出て、その業務をしてくれるかどうかはわからない。

そうだ、こちらから、この事務室に電話をしたら大丈夫なはず。

さて、その事務室の電話番号は教えてくれた。

何時ごろには、そのスマホがあったかどうかはわかりますか？

との問いかけへの返事は、

それは、わかりません。

車庫の清掃係が、いつ見つけるかは、こちらで指図できる範疇ではないので、

わからないとしか言えないのです。

18時過ぎには、その列車が車庫から高松駅に戻ってくる予定なので、

それまでにはわかるとは言えます。

そうか、でも、それしかないよな。

さて、とりあえず、

今日の目的である、高松商工会議所の場所を確認しておこう。と移動を始める。

といっても、その場所を調べるスマホがない。涙

今日そこに参加するメンバーに聞こうと思っても、そのスマホがない。

うろ覚えの、頭の中にある地図でそちらに向かう。

どれだ。この変だが。

わからないまま、うろうろしていると、

交差点付近に、付近の地図がある。

あった！高松商工会議所には行ける！

少し安心したので、食事に向かう。

その辺で食事したことのあるところに行こう。

と思い、一鶴に向かう。骨付き鶏で気分を変えよう。

ここだ。と一鶴を探し出した。

予約はしていない、一人と告げると、

３０分待ちになります。とのこと。

時計もスマホまかせ。

店から連絡をもらおうと思っても、スマホがない。

想定以上時間がかかったら、そもそもの予定に遅れる可能性さえもある。

あきらめて、丸亀町のアーケード街を北進。

食べるところを見つけられないまま、三越付近まで来てしまった。

そういや、この付近で、少し前うどんを食べたことを思い出した。

ここの、うどんやだ。

中を覗くと、お昼というのに、誰もいない。

でも、いいや。

こういう時は、以前行ったことあるところは、何より落ち着く。

無愛想な雰囲気が漂う中、

おろしぶっかけを注文

２分ほどで、出てくる。

冷たいうどんが、汗だくの身体を冷やし、気持ちよくなってくる。

今、良く食べられる讃岐うどんほどのコシはないが、

そんなこと、どうでも良い。

気持ちを落ち着かせてくれて、

むしろ、これが讃岐うどんだと、大将のプライドが滲んでいるような気になる。

その内、まあまあ人が入ってきだす。

常連さんかな。

そして、汗だくで、次から次に水を飲み干す僕に、

さりげなく、水を入れてくれる、おばちゃん。

人のこの店の評価なんかどうでも良い。

最高に、落ち着いた。それ以上の価値なんてない。

さあ、会場の方に向かおう。

勘定を終え、向かう道の途中では、

広場で、街クラシックのコンサート

写真を撮ろうとしても、スマホはない。

会場につき、無事、今日の会に間に合った。

でも、気持ちはそわそわ。

会の空き時間で、

ＪＲの事務局に連絡を取ろうと、公衆電話を探す。

高松商工会議所の建物にはない。

近くにある高松市役所を目指す。

土曜日は、中に入れないようだ。

その辺りには、公衆電話は見当たらない。

向かいの高松市立公園側に行ってみる。

見当たらない。

公衆電話って、こんなにないの。

スマホない人は、どうするの？

と、普段は浮かばない疑問が沸いてくる。

半ばあきらめるしかないかと思い、歩道に戻ったら、

あった！

やっと、公衆電話を見つけた。

１０円玉を何枚か入れ、JRで教えてもらった電話番号を押す。

事情を伝える。

良かった！

スマホは見つかったらしい。

１８時過ぎに高松駅に行けば戻ってくる。

あーホント良かった。

ここまでの写真は、もちろんない。

スマホが無事戻り、

会の後の懇親会も終わり、

戻った高松駅の写真が貼り付けたもの。

スマホは、便利だけど、

それがなくても、

汗だくにならないような準備は、大事。

それが、身に染みた一日。

ふう😌