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「歯車」を読んでいます
こんばんは〜
この頃ハンドメイドの委託販売先に納品するものを急ぎで作らなくてはいけなかったので、バタバタしていて読書も執筆もnoteもなにも手がつかなかったです。謎の空白期間をまた作ってしまいすみません🙇
それで、読書記録手帳見直したら1週間ぶりに本を読んでいるらしいのですが、今回は芥川龍之介の「歯車」です。
わたしの本棚は様々なジャンルの本が雑に並んでおり、読みながら整理しているので、不思議な順番で読んでいるのですが、主に“単行本サイズ”→“文庫本”→“ライトノベル”→“近代小説”という順でぐるぐると読んでいます。なので、直近で読了したのは、菊地秀行『魔界医師メフィスト 闇男爵(下)』です。からの「歯車」なので温度差で心のグッピー死にそうなんですよね笑 (伝奇フィクションをライトノベルと呼ぶのか論争は止してくださいね、便宜上、です)
近代小説は小学館の『昭和文学全集』からひとつずつ読んでいます。芥川龍之介は昭和2年の7月に亡くなっているので、本当に晩年の小説群しか載っておらず、少々陰鬱な気持ちにならざるを得ないのですが、もう少しで芥川龍之介ゾーンを抜けて佐藤春夫のターンになるので、楽しく読んでいこうという気持ち。気持ちだけはね。内容はとてもじゃないが愉快とは言い難い上に難解だから……。「河童」「湖南の扇」「蜃気楼」「誘惑」「或阿呆の一生」あたりの時期なのでね。
いまは4章を読んでいて、結膜炎の旧友と会うくだりです。ここで言っているKという小説家は誰なんだろうなあ……とぼんやり考えますが、そういう考察を深くやりたい人間ではないので、思うだけです。
芥川龍之介は、あまり個人的に思い入れはなくて、みんながなぜそんなに惹かれるのかよくわかっていないのです、恥ずかしい。ドストエフスキーに似ているとは思っていて、でもドストエフスキーもそこまで好きじゃないから、なんでかなあ、と思う。芥川賞より直木賞や本屋大賞の本が好きなので、そういうところなのかもしれません。文芸、という芸術がぜんぜんわからない自分に愕然としています。
けれども精神障害者として、歯車が見えるという現象についてどう思っているか、往来の中でひとり不安に苛まれる様子、カフェでなんでもないことが不快に感ぜられて飛び出してしまう、人との会話で謎の反抗的姿勢をむき出しにしてしまう……などの生きづらさはしんどいくらい伝わってきて、休みながらでないと読めないくらいです。これは本当にしんどい。その後すぐに自らの命を経つという結果も知っているからなおのことしんどい。自分にも歯車みたいな現象はあるので、他人事じゃない感じもするのが嫌な気持になる。他人をイヤな気持ちにさせる小説は素晴らしいと信じているので、彼は確かに素晴らしい小説家だとここで実感。
などと長々と話してしまいましたが、いかんせんこの短い物語に2日もかけて4章なので、全然読んでないのはバレバレなのですがね。今日もなにかを作っていて忙しかったのはあります。言い訳。
では恒例の宣伝タイム。Buried Dollは完結したと言いましたっけ…? とにかく終わりました。
藻塩草 ただの友達との性的な夢を見ると変な感じしますよね
血染めの雨傘 酸性雨が好き(語弊)なのは本当です
ええと、明日は叔父のところへタイヤを取りに行きます。今度の車検でディーラーさんが無料で交換してくれると言うので、叔父のところから持っていこうかなと。ああでも叔父の懐具合的にどうなんだろうか、血縁者からの些少な収入でもある方がいいのだろうか……。悩む。とりあえず顔を見に行くか。
ああ、あとジムに行きます。この間のトリセツショーで脂肪肝のことが取り上げられていて死ぬほど怖かったので、内臓脂肪を減らしに行きます。本当に怖かったので。
そんな感じで、今週もよろしくお願いします🐤