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おとなこそアソビが重要
おとなになった今だからこそ、もっと遊ぼうと伝えたい。
おとなになると、遊ぶことを忘れてしまう。
金のため、キャリアのため、ポジションのために休日も資格の勉強やらビジネス書やらに吸い込まれていく。
そんなことをしていると気がつけばあっという間に月曜日だ。また1週間が始まる。
習慣化し意識せずに繰り返していくと普通に2年や3年経っている。
それがたまらなく好きでついやってしまうならばそれは幸せ以外のなにものでもない。職業病というやつだ。
そうではなくて将来への不安や心配から、努力して勉強しているのであれば、それはやらない方がいい。
検索すれば答えがすぐに見つかる世の中で人間がたくさんの知識を蓄積する必要性もなくなってきている。身につけた知識も急速な変化によってすぐに使い物にならなくなる。
どうせ学ぶなら、自分の興味のあることについて広く深く知れるほうがいいに決まってる。
そこである疑問が生まれる。
自分って本当は何が好きなの?
何に興味があるの?
案外、無趣味な大人は世の中に結構いる。
仕事に生きている人は、仕事が趣味みたいなもんで、家でゲームしたりドラマを観まくったりして仕事がない休日を暇つぶししているようだ。
ある意味尊敬する一方で、これから先も死ぬまでその仕事に自分の人生の時間を使いたいと本気で思うのかな。
仕事を自分の好きなことや趣味として置き換えているだけなのでは…?
数年前の自分が目に浮かぶ。
教えることや色々新しいことを知るのが好きで、それを生徒に還元したいという気持ちで休日も言語の勉強とスキルアップを欠かさなかった。
英語教師を辞めて4〜5年経ったいま、休日もマジメに勉強してスキルアップしていたのは結局はキャリアや金のためだったんだろうと思う。
英語教師である自分かつ仕事中多くの時間を外国人とともに英語でコミュニケーションを取る環境が、言語学習を趣味にさせていたのかもしれない。
それで本当に自分の好きなことをしていると言えるのだろうか。
いまは現在の仕事にかすりもしない登山が趣味だ。
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仕事中もずっと次に登る山のことを考えている。
登山というスポーツや山の素晴らしさを知るまでは、これまた現在の仕事に関連する動画教材や技術書などをカフェで見たり読んだり…
会社での評価のため、キャリアのため、金のため。
自分はいったい誰の人生を生きているのだろう?
毎週登山をするようになってから自分の人生を主体的に生きている感覚がある。
何のために生きるのか、何のために働くのかを確認できる
これまでになかった本当に自分が惹かれるものやこれが好きだ!と思えるものに巡り会うと、そこから沸々とわきあがってくる何かがある。
理想と現実がどれくらいかけ離れたものになってしまったのだろうか?
登山を始める前の生き方と始めた後の生き方では人生や仕事に対する考え方がだいぶ違う。
人生において大切だと思うものが変化した。
仕事や会社のために生きるのはなんか違う。会社は喜ぶだろうが、自分は常にこのままでいいのかな?と思っている。もっと自分に正直に時間を遣うべきなのでは?
そんな考え方に変わってきた。
自分の好きなアソビを通して、仕事の意義や人生の意義を考えることができた。
この先、何のために生き、何のために働くのか。
どういう仕事にも意義や理念はあります。
それが、自分のやりたいことに合うか、原点と合うか、ということだと思います。
どんな「忙しい」がいいか。
せっかくなら、自分が楽しくて幸せで、その上で誰かのためになっていると実感できる「忙しい」がいい、と私は思っています。
どうしても自分が勤めている企業の理念やミッションに自分を寄せがちになるが、本音はそれに共感しきれないなら、違う道を進んでもいいんじゃないかと背中を押された気分だ。
その違う道を歩む手前に、自分が何のために生き、何のために働くのかを再定義する必要がある。
だから、おとなこそアソビが重要なんだ。
先入観を捨てて色々なことをやってみる
まさか自分が山に登るとは思いもよらなかった。
でも今はその山の虜だ。
それと母親がヨガにどハマリして、実家に帰る度に毎回勧められ、ヨガも始めた。
これも思いのほか、心をミニマルにできる気がして好きになった。
アメリカのニュース雑誌を読んで気になった記事をさらに自分で本やWebサイトなどで深堀り研究するのもハマったな。
とにかく、人から聞いたものや見たものをいろいろやってみるといい。
始めたから長く続けなきゃなんて最初から気負う必要はない。
始めるために買った道具やら何やらだって今の時代はメルカリですぐに売れる。
情報もブログやらYouTubeやら検索すればたくさん出てくる。
何かを始めるのにこんなにハードルが低い時代って最高じゃないか。
ヨボヨボになっていない今だからこそ仕事もいいけど、自分が何のために生きるのか、働くのかを見つけるためにもっとアソビに金かけよう。
たぶんその経験はこの先働き生きていくうえで大切な宝物となり、そのときやっておいて良かったことのひとつになる。
まずは、見返りも効果も見栄もなにも求めずに無になっていろいろなことに挑戦すること。
なんか案外フィットするかも!って心地良いものが見つかったらそれに夢中になること。
仕事やキャリアで悩んでいるひとは、尚のこと、とにかく今までやったことないものをやろう。
悩みながら仕事を頑張っても同じ視界で同じ思考でグルグルするだけで何も見つからない。
シゴトばかりしてないでふら~っとアソブくらいがちょうどいいんじゃないかな。
自分だけの生きる意義を見つけよう。
あとがき:エジプト考古学者の吉村作治みたいになりたい
お宝を採掘する際にかかる費用はすべて考古学者の自費で賄うらしい。
吉村作治はこれまでの稼ぎをすべてクフ王の墓を発見するために費やしてきたそう。
アソビが生きがい(シゴト)になってる。
金かけたアソビがアソビの限度を超えてシゴトに。
何歳になっても少年みたいにずっと夢を追って生きがいを持っているって、素晴らしい。
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