長野発の人気和食セレクトショップ「久世福商店」の社長を質問攻めに!
ラジオとyoutube LIVEによる同時生放送を行っている「ながのKEN!JIN!KAI!」。前回の記事に引き続いて、今回も11月2日(月)の初回放送を振り返っていきます。
「暮らし」の質が高い長野から、届けたいものがある
「信州から未来に羽ばたく!翼ばさばさ、アンバサダー」は、信州で活躍する若手経営者をスタジオに招いてさまざまなお話をうかがうコーナー。和食文化を発信する“うまいものセレクトショップ”「久世福商店」を全国に展開している株式会社サンクゼール代表取締役社長・久世良太さんが登場しました。
株式会社サンクゼール代表取締役社長
久世良太さん
1977年生まれ。大学卒業後、セイコーエプソン株式会社に入社。2005年株式会社サンクゼール入社。2012年、創業者である父から事業継承し、2018年に代表取締役社長に就任。和食文化を発信する“うまいものセレクトショップ”「久世福商店」などの新展開が大ヒット。全国にファンを持つ人気企業へと成長を遂げる。
レギュラー出演している長野県出身の人気声優・新田恵海さんやAKB48チーム8高橋彩香さんも「今日も久世福商店さんに行ってきて、ソルトバナナチップスを買いました!」「久世福商店さんの芋けんぴが好きで(笑)」とコメント。
同じくレギュラー出演しているウェブメディア「ジモコロ」編集長の徳谷柿次郎さんと一緒に、久世社長にとことんお話を聞きました。
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高橋:
もしかして「サンクゼール」って会社名は、社長が「久世さん」だからですか……?だじゃれ……?
久世社長:
実はそうなんです。32年前に長野県の飯綱町にレストランをつくったときに周りのメンバーが「『久世さん』だから『サンクゼール』がいいんじゃないの?」と言ってくれたのが始まりなんですよ。
SBCアナウンサー久野:
サンクゼールさんの強みってどこにあると思われますか?
久世社長:
全国に143店舗を展開しているブランド力がひとつの強みですかね。あとは、私たち自身が誇りを持っている高品質な食品を長野から全国に発信していることでしょうか。
高橋:
長野から離れて仕事したい!暮らしたい!と思ったことはなかったんですか?
久世社長:
それが全然ないんです。都内の大学を卒業して以来、一貫して長野で働いています。学生時代に県外に出て初めて自然に囲まれた環境の豊かさを再確認しまして。「暮らす」という視点で考えたときにやっぱり長野がいいなと思ったんです。
新田:
今や全国各地で久世福商店さんを見かけるんですが、久世社長が事業を引き継いでから「軌道に乗った!」と感じる瞬間ってありましたか?
久世社長:
私自身は軌道に乗ったと思ったことは正直一度もありません。それよりも、お客様から「この商品おいしかったよ」って言われたときやお手紙を頂戴したときはとても嬉しくて、大切にしたいと思っています。
柿次郎:
僕は久世福商店さんのよもぎ大福が大好きで。これまで長野駅の店舗で20パック以上買っていて、店長さんに顔を覚えられました。
ところで、地方で会社を運営していくときに企画力ってとても重要だと思うんです。サンクゼールさんの場合は、特に商品開発がすごいと思っていて、どうやって行っているのか気になります。
久世社長:
「自分たちがお客さんになったときにどんなものを食べたいかな」という好奇心を大切にして、そこから開発のヒントを得るようにしています。それを会社の仲間や店舗で働く店長と話して、面白そうなものを商品として出してみる。そしてお客様のリアクションを見てブラッシュアップする……そんな流れで開発しています。
SBCアナウンサー久野:
ちなみに社員教育はどんなことをされているんでしょうか?
久世社長:
サンクゼールが大事にしている経営理念に共感して入社してもらう、働いてもらうことを重視しています。例えば「人として誠実」だったり「自分にしてほしいことを相手にしてあげましょう」だったり。スキルよりも、人間的に尊敬できるかという部分を基礎に置いています。
新田:
女性の方ってどれくらい働いているんですか?
久世社長:
サンクゼールは、80%くらいが女性社員です。製造や企画開発、販売などさまざまな分野で女性の方に活躍いただいています。
SBCアナウンサー久野:
ここで、久世社長にぜひ質問をしたいという都内在住の大学生とテレビ電話がつながっているようです。お話聞いてみましょう。竹内さ〜ん。
大学生・竹内さん:
上智大学2年生の竹内です。私は2020ベストオブミス長野に出場して、長野と東京を結ぶことを意識するようになったのですが、久世社長は長野から全国に進出する際にどんな気持ちだったのか聞いてみたいです。
久世社長:
シーズンによって観光客の数にばらつきがある長野県だけに店舗があるよりも、全国に展開する方が安定的に事業運営ができるのではないかという計画はありましたが、正直なところ「やってみなければわからない」という気持ちはありました。だからこそ、挑戦してみようと心を決めて一歩踏み出しましたね。
SBCアナウンサー久野:
たくさんのお話ありがとうございました。最後にリスナーや読者に向けて一言お願いします!
久世社長:
働くことも、暮らすことも、自然豊かな信州というひとつの場所。とても生活の質が高いと思っています。そんな環境から全国に商品をお届けしています。また、そんな豊かな環境で働くことができると全国のみなさまに伝えたいですし、私たちと一緒に夢をつくっていける方にも出会えたら嬉しいです。
一同:
ありがとうございました!
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興味津々な出演者たちの質問に、優しい口調で答えていただいた久世社長。you tube LIVEのコメントでも、「久世福商店さんの商品を御祝いにいただきました!」「久世福商店さんのあおさ海苔の佃煮大好きです!」といったコメントが多く届きました。
次回のnote更新は11月23日(月)の予定です。
どうぞお楽しみに!
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