![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146868014/rectangle_large_type_2_fbc0fe159ac9638e6a81ceeb82857d63.png?width=1200)
山は総合標高差?山のレベルを知る方法
前回プチプラでもいいのでそろえると安心という記事でした。
今回は山のレベルについてです。
この記事を読んだら確実に間違わなくなります。
山のレベルピンときますか?
600m未満が初級者
1200m未満中級者
1200m以上上級者
など
初級者・中級者・上級者と分別してありますが…
具体的に何がそんなに難しいのでしょうか。
具体的山の難易度
・アップダウンが激しく総合距離が長い
・崖を登る体力があるかないか
・体力・天気の見極めが的確にできる
・読図の有無
読図できないと人がいないため遭難します
などになります。
富士山は5時間歩き続けられればある程度登れるという話を書きました。
その理由は登山道のアップダウンと標高差です。
ググってもあまり出てこない山を見極める重要なポイントをお知らせします。
地図院地図で総合標高差を確認する方法
山は標高より標高差とアップダウンで見ます。
標高差とは、登山口から頂上までの高さを言います。
あまり書かれていない、山の図の見方です。
地理院地図という、山の断面図を見られるものがあります。
結論を言うと
アップダウン・崖が多いほど、歩く距離が延び、難易度も上がります。
山までのアップダウンのギザギザが多いほど大変です。
いつも登る山で見方を説明します。
富士山
標高差だけで、アップダウンが少ないのがわかります。
2400m始まりの1400m歩き続ければ大丈夫です。
標高が高すぎることによる高山病
天候に留意
比較的登りやすいです。体力がある人であれば大丈夫です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720616860111-2qKcIO4qT8.png?width=1200)
高さに順応できれば大丈夫です
地理院地図というサイトの断面図というもので調べています。
![](https://assets.st-note.com/img/1720620167727-qys48qn1Wt.png?width=1200)
富士山が中級者な理由
![](https://assets.st-note.com/img/1720621094483-9nj7oquJoE.png?width=1200)
御殿場ルートは上級者です
富士山は吉田ルートや富士宮ルートを登る分には、総合標高差1400m前後です。ぱっと見上級者ですが…
・山頂付近まで単調
・トイレがある
この点が中級です。
入山しやすく、安易に入山して、高山病や遭難になる人が増えているそうです。手軽に登りやすい理由です。
トイレのことを考えなくていいのはほんとに安心ですね。
丈夫で5時間歩き続けられれば何とかなります。
帰りが3時間くらいで降りられます。
高山病が大変なので、泊りがおすすめです。
一気に登ると体が順応しずらいです。
日帰りで5名で登りましたが、3名高山病にかかりました。
高い山登り慣れてない人はなりやすいです。
標高により血圧や酸素に影響が出ます。
整備されているので、山頂近くまでアップダウンがありません。
那須連山縦走より楽な体感です。
アルプス連山の麓、上高地
100m差くらいでほとんど単調なのがわかりますでしょうか。
差が少なく、平たんであるほど登りやすいです。
街中と同じような平たんさと考えてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1720617007693-WFdl08Y22e.png?width=1200)
那須連山
大好きで登りによくいきますが、縦走は注意が必要です。
茶臼岳は比較的平たんですが、朝日岳・剣が峰がギザギザしているのがわかります。
・アップダウンで消耗しないように考える
・崖を登る体力が必要になる
富士山よりきつく感じる標高差です。
アップダウンに体力を奪われます。
![](https://assets.st-note.com/img/1720616870272-iD9pWc0V05.png?width=1200)
これだとアップダウンで体力を考慮する必要があります。
ポイントはアップダウンでどのくらい距離が延びるか
山ラー必見、yamapのアプリで調べたやつです。
往復1200mの標高差に対して、7.2㎞、4時間歩く設定になってます。
つまりアップダウンが激しいという事です。
街中ですと1200mといえば駅1つ分とかですかね。
1200mが7㎞になるという事です。(おそろしや)
標高差600m未満、総合1200mの予定で行くととんでもないことになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1720616123338-50WMZK9WjC.png?width=1200)
ヤマップは、登ったレビューが見れたり
オフラインでも地図が使える機能などがあります。
山登りする人はぜひあると安心です。
朝日岳の難所
この辺は強風が出ると、滑落の危険を感じます。
![](https://assets.st-note.com/img/1720616284912-mPDKKlExor.png?width=1200)
全然守られないです。
滑ったら下まで滑落。
![](https://assets.st-note.com/img/1720616297443-TKIxo4swmp.png?width=1200)
落石注意と滑ります。
ほとんど同じなので、迷子の留意も必要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720616334165-SP3rxpzfm7.png?width=1200)
那須連山は茶臼岳のみだと気楽ですが、朝日岳や、三本槍岳を入れると距離が延びる上に崖の難所が増えます。
崖を登る体力が必要になります。
間違えて、ロープウェイで茶臼岳少し散策の予定で入山したらとんでもないです。
登りやすい茶臼岳
茶臼岳周辺は、比較的穏やかで歩いていて楽しいです。
写真から見ても上の崖地帯より、穏やかな道なのがわかりますか?
こんな感じだと歩きやすいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1720616696936-OAlta1gcon.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1720616729504-OMFy4kSKFL.png?width=1200)
有名な紅葉の名所もそこまでアップダウンありません。
このように観察してみると面白いです。
アップダウンを調べてから、行くようにしましょう。
アップダウンが激しいところは大変と思って崖地帯がないかなど確認してください。
yamapでレビューを見るのもいいです。
地理院地図で標高のアップダウンを確認して、岩石地帯を確認しておくと比較的間違いがありません。
登り慣れない人は岩石地帯は、サイトに書いてある、時間より多めの登山時間を想定してください。登りづらいです。
オフシーズン・昼以外の山は要注意
所詮滝…
ちょっとお散歩気分…
とお昼過ぎに養老渓谷に行き迷子になりました。
電波もなくうすぐらく身の危険を感じました。
養老渓谷で遭難しかかりました。
・オフシーズンで歩いている人がいない
・目印がない
・電波届かない
という点が迷子の理由です。
大きい山より低山のほうが、同じ風景で陥りやすいかもしれません。
見渡す限り森で目印がありません。
補強されていない道やシーズンオフに行く場合は携帯がなくても見れるGPSアプリや地図を持ち歩きましょう。
多分あっちだろうと思って、さまよった結果迷子になりやすいです。
まとめ
・頂上と登山口の標高差と、アップダウンを調べる
・実際に歩く時間が長い指定の場合は岩場がないか確認
・なるべく日の高いうちに登る
・地図院地図で調べてみる
間違いにくくなります。
このnoteを読んだ人は少しレベル上がります。
間違えにくくなるので、楽しく入山してみてください。
ニュースでもやってますが
雨の日の入山は危険です。
・山の上では霧が増えて視界が悪くなる
・山の下より雨が降る
地上より崩れやすいです。
日程がなくても断念することをお勧めします。
ケガ・遭難につながります
前回のプチプラ山装備が好評でした。
ありがとうございました。