見出し画像

初めて他のカブヌシさんと交流する~益子町

 紅葉狩りから1週間後の11月第2週。鹿沼に行ったのがとんでもなく楽しかったのでまた週末に出かけたくなりました。
 私はこの秋に行ってみたいところがありました。それが益子です。
 例年11月の第1週は陶器市をやっていてえらい人出だというので遠慮していました。それが今年はオンラインでの開催となり、実店舗でそういったイベントはやらないと聞きました。それならいつもよりは人が少ないだろう、ある意味今年はチャンスかもと思い一人で行ってみる事にしました。

 栃木に住んでてよかった。

 なにしろ家族の同意をあまり得ず家事を一通りこなしてからだったので、家を出たのはお昼過ぎでした。でもそんな遠くないし道もなんとなくわかるから大丈夫だろうと思っていました。

 今回のポイントは鬼怒川をどこで渡るか、でした。
 私は以前真岡へ行くときに使ったルートで益子まで行こうと考えていました。途中まではその道を走っていたのですが、橋の手前で右折と左折を間違えてしまいました。
 しばらく気づかずに走っていたのですが、いつまで経っても橋が見えません。そうこうしているうちに1本上流の橋に到達。さすがにここで道を間違えた事に気がつきました。
 でもそこの大きな案内版に目的地の案内があったのでとりあえず言うことを聞きました。

 ようやく真岡市内を抜けて益子町に着きました。
 時間がないので1カ所だけ行こうと決めていた濱田庄司記念益子参考館を目指します。ここは益子の町中にあるのですが、そこを思いっきり通過してしまい、気づけば 道の駅 ましこ まで来てしまいました。

画像1

 道の駅自体はきれいでとても利用しやすかったのですが、ここを堪能する時間はありません。観光協会の方に地図をいただいて説明を聞き、元来た道を戻りました。

 そしてなんとか参考館に着きました。
 ここの駐輪場に旧車のカブがいました。

画像3

(オーナーさんに撮影とSNSに載せる許可はとってあります)

 わあ、これ乗ってる人がいるんだ。しかもちゃんと手入れされてる。
 などと見入ってたら、こちらのカブのオーナーさんが来られました。
 こんにちは、ごめんなさい、手入れの行き届いている90のカブを見るのは初めてだったんでついと声を掛けました。すると、先方もこのカブはあなたのですか?、125とは珍しい、あなたもきれいにして乗っておられると。
 ついつい会話が弾んで40分ほどしゃべっていました。
 こちらのカブはスーパーカブ90 デラックスで、レストア専門の方にみていただいているのだと聞きました。しかも県内にカブのチームがあってそこに入られているのだとも。年に一度開かれるカブファンミ(通称カブヌシ総会)にもチームで行くんだと聞き、ああいいなぁ、あたしもカブの集団で走って南青山行きたいと強く思いました。かつて暴走族に憧れる少年の気持ちがわかる気がします。ってカブは合法だけど。
 何度もお誘いいただいたのですが、押されると逃げるタチなのでこの日はお断りしてしまいました。バカバカばかばかオレの馬鹿。

 これだけは後悔しています。

 こうして話しているうちに参考館が閉まる時間に。
 日もだいぶ傾いてきて、宇都宮に着く頃には寒くて真っ暗になりそうです。名残惜しいまま解散しました。

 癪なので門前の写真を撮っていると、参考館の方から今からですか?と声を掛けられました。いえ、もう時間がないので今日はこのまま帰ります、でもせっかくなので入り口の写真を撮らせて下さいとお願いしました。どうぞ、でも入れないのは残念ねと許可をいただき撮りました。

画像3

 まあ自分は宇都宮からなのでまたすぐに来れますから、と話しながら駐輪場へ。参考館の方が見回りも兼ねて一緒に来られました。すると私のカブを見て一言

 「まさかこれで来たんじゃないでしょうね」

 そのまさかです、と答えました。えらく心配されました。

 そのおかげで、帰りもそこそこな目にあいましたがどうにか無事に帰宅できました。みなさん、ありがとうございました。

 町全体はのんびりして穏やかですごくいいところだったので本当にまた来ます。その時はよろしくお願いします。


私のnoteをお読みいただきありがとうございます。もしサポートしていただけるのならカブ子とのネタ作りに使わせていただきます。何かのついでによろしくお願いいたします。