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そう、私はとにかく”ぶち上がり”たい

自分で自分の機嫌をとることができる人は偉いと思います。

陰気臭いことを書いているので、さぞかし不機嫌な人生なのだろうと思われがちですが、実はそうではありません。
1から10まで(10がご機嫌)で考えると、通常は7くらいの機嫌の良さで生活しています。
いや、しているつもりです。
適度に鼻歌を歌い、独り言にセルフでつっこみ、旦那が帰ってくるともう1段機嫌が良くなります。

ただ、体調が悪いわけでもないのに、全然機嫌が良くならないことが稀にあります。
いや、よくあります。
その日はだいたい3くらいでしょうか。
美味いものも美味くないし、お菓子やアイスを食べても何も思いません。
むしろ無駄にお金を使ってしまったような気持ちになって、さらに機嫌が悪くなります。

機嫌と言うべきか、テンションと言うべきか、それは人によって変わるかもしれないのですが、とにかくそういったものを維持するために、エンタメの力って大きいと思います。
好きなアーティストのライブに行く、というのはかなり”ぶち上がる”案件です。
実際に行くのもそうですが、その予定を入れるだけでも、相当上がると思うんです。

今のところ、その”ぶち上がる”のはちょっとお休みね、と言われている状態です。
いつまでかはわからないけども。
わからないけども、多分それは1ヶ月や2ヶ月よりももっと長い期間なんじゃないかな、ということはわかります。

自粛要請について、「期間を区切らないと!」と言う人もいますし、確かに期間を示してもらった方が心理的に「ここまでならなんとか」と思えるかもしれません。
でも、それは多分延長される前提でのものであって、再開の目処ではない気がしています。

今年は冬らしい寒さがないな、なんて思っていた頃から、じわじわと今の状況に変わってきて、「そろそろ限界」と思っている人もたくさんいると思いますが、多分、これからの方が、長い。
長くて、先の見えない日々が、まだまだ続くと思っています。

正直なところ、出始めは私も「風邪に毛がはえたようなもの」だと思っていました。
ちょっと甘く見ていたんですよね。
でも、徐々にいろんなデータが出てくる中で、様子が違うと思い始めました。
このウイルスが厄介だなと思うのは以下の5点です。

・潜伏期間が長い(経路を追いきれない)
・発症前でもウイルスを拡散させる(自覚なくうつす)
・ウイルスの増殖を抑える薬がない(治療が難しい)
・症状が出てから重篤になるまでの時間が短い(間に合わない)
・再感染するケースがある(免疫ができない)

これらのうち1つでも「厄介だな」と思うのに、5つ組み合わさったらマジどんだけだよ!と思っています。

まだまだわかっていないことも多いだろうし、それがわかるにつれて公的機関からの発表も二転三転するかもしれないけど、やっぱりできることは「人にうつさないように生活する」だけだと思っています。
うつらないように手洗いうがいをすることはもちろん、自分が無症状キャリアだと思って人にうつさないように、できるだけ外に出ない、出るときはマスクをする、それしかできません。

結果、それが、また”ぶち上がる”空間を作るための近道になるんだと思っています。

ライブに行って酒を飲むことが最高にぶち上がるんだけど、今のところその予定がないので、機嫌は5か4くらいです。
いつもは予定ありきの7なんで。
また楽しくない話を書いてしまったので、明日は楽しいことを書きますね、きっと。

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永井里枝|歌とお薬の人
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!