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すぐ先の未来をイメージできない人に自分の未来なんて託せない

政治家や芸能人の”失言”みたいなのって、正直なところどうでもいいと思っていました。
今も、そのものについては「バカだなぁ」くらいにしか思わないのですが、その人の職業が自分の未来に関わる仕事だった場合、「バカだなぁ」なんて言ってはいられません。

「この発言をしたらどういう反応が返ってくるか」
「自分の言葉で傷つく人がいるんじゃないか」

そんな簡単な、すぐ先の未来のことをイメージできない人に、自分たちの未来をイメージしてもらうなんて、リスキーすぎませんか?

個人的に、心の中で思うのは自由だと思います。
思ってしまうものは、感じてしまうことは、不可抗力だと思うから。
でもそれを口にするとき、少し先の未来を予想して、リスク回避をできないような人って、能力が高いと思えないんですよね、どんな仕事においても。

こういう危機的状況の時って、その未来を予測する能力みたいなのがちょっと削がれる気がします、みんなイライラしているので。
思ったことを、思ったまま口走ってしまう人も多くなっているかもしれません。

緊急事態宣言が出て、対象となったエリアの首長さんは対応に追われていることと思いますが、この時期にどういう発言をするか、というのは政策と同じくらい大切になってくるはずです。選挙用に立派な政策を掲げても「でもコロナの時にあんなこと言ってたしな……」と思い出します、きっと。
たくさんの課題を抱えた状態で、ストレスのかかった脳で、発する言葉の向こうにちゃんと未来を予測できているか、それを見られています。

次の選挙は、投票率が上がってほしいし、浮動票がどう動くかはこの時期の発言にかかっていると言ってもいいでしょう。


私はあまり政治的な話をすることがないのですが、それは「政治的思想の違う人と仲良くする方法」が思いついていないからです。
その人の人柄が好きだったとしても、政治的思想がかみ合わないことって、結構あると思うんです。
(そもそもその話をしないので、どのくらいの割合かはわかりませんが)
そんな折に選挙なんかがあると、なんだかちょっと嫌な気分になるんですよね。
日常生活では敵でもなんでもないのに、政治の上では敵のようになってしまうのって、私にとっては厄介でしかないです。
(選挙を勝ち負けで言うからいけないのかも)

Twitterを見ていると、政治的思想を含んだツイートをしている人を見かけます。
以前よりも少し多くなったような印象です。
もちろん、主張して悪いなんてことはないので、自由に呟いてもらって結構なのですが、「あ、この人はこう言う考え方なのね」と、思わぬところで確認させられてしまいます。
本当なら知りたくなかった、友人の荒々しい部分なんかを目の当たりにすることもあります。
私自身が喧嘩したわけでもないのに、と残念な気持ちになります。

騒動が落ち着いた後の人間関係は、もしかしたら今までとは少し違うものになっているかもしれないな、と思います。
政治的な思想もそうですが、メディアリテラシーだとか、医療現場への視線だとか、弱者に対する言動だとか、そういったものがSNSに溢れていて、自分の立場としては賛同できないものももちろんあって、今まで通りの付き合いを続けていくのが不安に感じてしまう相手もいます。

それと同時に、自分も同じように見られている立場だと自覚して、「あの人は無理」と思われないようにしないとな、と思いました。

まあ、基本的に私の呟きなんて、「体調悪い」「美味しい」「旦那推せる」のどれかなんで、無理な人はとっくにフォロー外してくれてると信じています。

脱線に脱線を重ねた感じになってしまったけれど、とにかく今は注視しています。
揚げ足をとって得意げになっている人の顔も、私はきっと忘れない。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!