Google Fonts 見本帳 2021
GoogleFontsは、Googleが無料で提供しているオープンソースなWebフォントです。個人的におすすめのGoogle Fonts を、日本語(Noto Sans JP / Noto Serif JP)と合成フォントにしたときの見本や、近い印象の有名フォントとも比較しながら紹介します。
ジオメトリック・サンセリフ
1. Montserrat
2. Poppins
3. Josefin Sans
ヒューマニスト・サンセリフ
4. Inter
5. Open Sans
コンデンスド・サンセリフ
6. Oswald
セリフ
7. Lora
番外編
8. Lato
9. Anton
10. Urbanist
ジオメトリック・サンセリフ
個人的にもよく使うことの多い、幾何学的な形状が特徴のジオメトリック系のサンセリフ。有名なフォントだと、Gotham、Futura、Mark、Gilroy などが同じようなカテゴリーになります。
1. Montserrat
JやQなどのあしらいが違いますが、全体としてはかなりGothamに近い印象のフォントです。メルカリでもGoogle Fontsから選ぶ場合のチョイスとして採用されていました。このフォントは、ブエノスアイレスの伝統的なモンセラット地区にある古いポスターや看板にインスピレーションを得て制作されたのがフォントの起源。都市開発により失われてしまう都市型タイポグラフィーの美しさを自由なライセンスで解放していくというプロジェクトだそうです。
2. Poppins
Futura Boldっぽい印象もありつつ、よりスマートですっきりした印象のフォント。個人的にも好きなGoogle Fontです。
3. Josefin Sans
Futura Mediumっぽい雰囲気もありつつ、エレガントさとヴィンテージな雰囲気を合わせもつフォント。大きく使ってもシェイプが美しい。Z、e、w、数字は2と3のクセが強め。
ヒューマニスト・サンセリフ
Helvetica、Untitled Sansのようなオーソドックスな印象のサンセリフ。グロテスク系のフォントをより視認性が高く洗練したものがヒューマニストサンセリフというカテゴリーになるそうです。ちなみになぜオーソドックスなフォントをグロテスク(怪奇、異様、奇妙)というかというと、初めてサンセリフが登場した19世紀初頭は、セリフ体が主流だったため、サンセリフが怪奇的なフォントということでグロテスクとついたそうです。
4. Inter
SF Proの印象に近く、可読性が高く綺麗なフォントです。Figmaのデザイナーがつくったフォントのようです。
5. Open Sans
こちらもオーソドックスで可読性の高いフォントです。こちらはgがメガネのようなループテイルです。
コンデンスド・セリフ
6. Oswald
コンデンス系で一番好きなGoogleフォントです。スタイリッシュな印象。デジタルスクリーンのピクセルグリッドに合うように再設計され、何百人ものユーザーからのフィードバックに基づいてウェイトの追加や改良がなされているようです。
セリフ
7. Lora
カリグラフィーをルーツとしたバランスのとれた現代的なセリフ体。
番外編
8. Lato
スマートさと親しみ感のある綺麗なフォント。拡大すると先端の角の処理が片方だけラウンドという独特な特徴のフォントです。小さいと全然気にならないのが不思議。書体設計者曰くこのフォントは「男と女、真面目だけど親しみやすい。夏の感覚で」だそうです🤔
(Latoとはポーランド語で夏)
“Male and female, serious but friendly. With the feeling of the Summer,” says Łukasz.
9. Anton
アキラっぽい!伝統的な広告用のサンセリフ書体を再構築したものだそうです。
10. Urbanist
Futuraのミディアムに近い印象のフォント。個人的にはSの頭が大きく見えて気持ち悪いのが惜しい。
最後に
サンプル文として入れている
The quick brown fox jumps over the lazy dog
は有名なサンプル文なのですが、実は並び替えると
abcdeeefghhijklmnoooopqrrsttuuvwxyz
とアルファベット26文字全てが入っているという言葉遊びになっています。
以上、おすすめのGoogle Fonts 2021でした。随時、新しいフォントが追加されているので時々チェックしたいと思います!
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