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第1章マインド編-2 栄養指導に何ができるのか


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今日は第1章マインド編-2 栄養指導に何ができるのか、です。


相手の時間を奪っているのです


相手の貴重な時間をいただいている。それが相手にとって有益でなければ、その時間を奪っているのと同じことです。先ほどのゲームのあと、みなさんにいつも伺っています。


「自分の伝えたいことが伝わったと思いますか?」みなさんなんとなく自信がなさそうにされ、「時間が短かった」とおっしゃいます。60秒とはあまりにも短いと感じられるかもしれません。


では、時間があと何分あれば、確実に相手に伝えることができたのでしょうか? 20分、30分と時間が十分にあれば、伝えたいことが伝わったでしょうか。

実際の指導でも時間は限られています。クリニックでは初回30分、2回目以降は20 分です。面談という形式を持たないドラッグストアなどで店頭で行う場合には数分といった場合もあるでしょう。説明しなければいけないことを一生懸命に話して気がつけば時間が経ってしまって、言いたいことを言うのに精一杯で終わってしまった。

それは保健指導を始めた当初にわたしがいつも陥っていた状況でした。同じ資料を見せて、説明し、また他の人にも同じ資料を見せて同じ内容を話す……これは時間が十分にあれば、解決するのではありません。


時間の使い方そのものを考え直さなければ、いくらあっても「時間が足りない」と感じるでしょう。
数分でも10分でも30分でも、相手の時間をいただいてお話をしているのです。その時間が少しでも相手にとって有益な時間であったと思っていただきたいですね。


相手にとって、より有益な時間にするために、時間の使い方を知りましょう。先ほどのゲームの中でわたしは以下のことを意識してお話ししました。

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