見出し画像

会社の鍵をなくすということは大変なことです。

こんにちは、えいよう未来のながいかよです。
今日は、事態は思った以上に深刻に受け止めたほうがいいよという話。


昔、料理教室で働いていたんです。
業務にも慣れてきて、早番が回ってきて、カギを開けて先に準備をしておくという役割も与えてもらえるようになった頃。

鍵をどこかに落としてしまったのです。会社の鍵を・・・


そのことを報告するとき、わたしはヘラヘラと「どこかに落としてしまったみたいで~やだ~」みたいなテンションだったのです。

そうすると、いつも穏やかな先輩が、まじまじとわたしの顔を見て真顔でこうおっしゃいました。

「それって大変なことなんやで?わかってる?」

その一言と先輩の表情で、ヘラヘラしていたわたしも、背筋が凍り付き、ようやくわたしは大変なことをしてしまったと気づいたのです。


その鍵がもし、誰かに拾われて侵入されるなど悪用されてしまったら。

お客様の個人情報やもちろんお金や物品など、会社にとって大切なものが管理されている中に侵入されてしまったら。

わたしは、本当にそこで初めて自分がやってしまったことを重く受け止めたのです。


仕事がどんなことにまで影響するかを考えると責任感が生まれる


最近、実はクレームをいただきまして。

この昔のことを思い出したのです。

今はいろんな人が関わってお仕事をしています。仕事の喜びも大きければ、時には乗り越えなければいけないことがあります。

それがお仕事。

一人の失敗がみんなの失敗です。誰かを責めるのではなく、そして言い訳ばかりを主張するのではなく、建設的に議論ができるチームを作っていきたいと考えています。


わたしたちのスキルやできることに対して価値を感じていただけるからその対価をいただけるのであって。

それが先方の望むクオリティでなければ”期待はずれ”になりますし、時には”もうお願いしません”ってことにもなりかねないわけです。


それがないように連携をとりながらやっていくのですが、時にはミスをすること、相手の思っていることとの相違などが発生するわけです。

そういったいわゆる失敗があったときに、もう同じ失敗をしないようになるには、その事態の深刻さを重く重く受け止める必要があると思うんです。


わたしが料理教室の鍵をなくして、それが瞬時にわからなかったのは、自分がやったことがどんなことに影響するか、を客観的に俯瞰して見れていなかったから。


もしわたしがカギを落としたことで、先輩に叱られなかったら
「誰かに悪用されたらどうしよう」ということにまで考えが及ばなかったでしょう。

そうして重く受け止めなかったことは、もしかしたらた同じことを繰り返したかもしれません。


体で感じる反省と口だけ反省

どんなことにまで影響するかを理解し、深く反省すれば、「二度とこんなことは起こさない」と体で感じると思うんです。

頭で思って口で「二度と繰り返しません」と言っても腑に落ちてないので深い反省ができていないかもしれません。



もちろん、失敗は起こさないに越したことはありません。もし起こってしまったときにどんなことにまで影響するかを考えておけば、起こすことも未然に防げることだってあると思います。


未然に防ぐために、仕事一つひとつがどんなことに影響するかをしっかりと見つめられるようになろうと改めて感じました。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?