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第3章 メソッド編 感覚に任せない、心に寄り添う”指導の型”

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いますぐ行動したくなる魔法! 誰でも栄養指導ができる資料集


ここでは実際に使用している資料を使って、具体的に進める方法をお伝えしていきます。

ここまで読み進めてきたマインド、セオリーなくして心に寄り添う栄養指導は行えません。繰り返し読み研鑽し、取り組んでいきましょう。


資料は、ダウンロードできるようにしています。ダウンロードURLはこの記事の最後にリンクを貼っています。ぜひご活用ください。


明確化フレームワーク
誰でも栄養指導がすぐできる! フレームワークとは

先ほどのマインド、セオリーでお伝えしたことを実践できるように、フレームワークとして落とし込んでいます。これを使って順番に進めていけば、一通り指導ができるようになっています。

今すぐ栄養指導に使いたいという方はこちらから先に読み進めていただき、資料をダウンロードしてお使いください。

ただし、マインド、セオリーなくしてメソッドだけで指導を進めるのは深みに欠けるということは否めません。

方法論にとどまらず、何度か使っていく中で気になったところ、理解できにくいところからでも第1章、第2章補完していきながら使いこなしていただきたいと思います。


ここでは端的に説明して進めていきますので、セオリー編を振り返りながらご家族やご友人にクライアント役をしてもらい、流れを把握してみてください。


このフレームワークは、栄養指導講座を開講することになった時、具体的に再現性があるような講座にしたいと考え、誰でも栄養指導ができるようになるためにまとめたものです。

わたしが実際どうやって指導しているかと振り返った時にこの順番で話を聞いて、こうやって整理しているな、とまとめていくと1枚のフレームワークになりました。

もともとこれを使って指導していた訳ではなく、なんとなくしていたことを可視化したものでした。

ですが、現在これを一番役に立つツールとして使っているのは他でもないわたしです。簡単なフレームワークですので、慣れてきたら白紙にご自身で枠を書いて作ることも可能かと思います。

ここではこのフレームワークの使い方の流れをご説明していきます。


① 目標︱数値目標/主訴
まずは目標を明確にします。「目標にしている数値はありますか?」と質問していきます。
体重を何キロにしたいとかウエストを細くしたいなど具体的な数値を書いていきます。数値目標がない場合は「今、体の不調で悩んでいることはありますか?」とヒアリングします。


② 今やっていること
目標がわかれば質問をして進めていきます。最初の質問は、「今、健康のためにやっていることはありますか?」です。目標に対して「食事で気をつけていること、こだわっていること、これは食べるようにしている、反対にこれは食べないようにしている、などありますか?」と補足しながら聞いていくと答えやすくなります。

ポイントは「目標に対して、何かやっているか」と目標と関連づけて聞いていくと話が大きく逸れないです。また、時間が限られているのであれば一つか二つくらい聞いていきます。

現在の健康意識や、どのくらい知識・情報を持っていらっしゃるかも知るため、今取り組んでいることを聞いていきます。


③ その理由、期間、結果
なぜそれをやっているのか、きっかけや取り組み始めてどれくらい経つか、どのくらいの頻度で行っているかなど、②の深掘りをしていきます。また、それを行ってみて変化があったかなど効果も聞いていきます。こうしてやっていることとその結果を整理していきます。

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