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栄養指導に自信が持てるようになるnote

5000人の栄養指導で実践!1000人の研修で再現性を実証!
明確化ツールと心に寄り添う5つのステップで一生もののスキルを手に入れる!


いくら知識を得ても自信につながらない・・・
誰にも教えてもらったことがないからこれでいいのかわからない・・・


そんな栄養指導を行う人なら誰しもがぶつかる壁
ガチガチのマニュアルだと一方通行な指導になってしまう・・・
傾聴をしようと思うと話を聞いて終わりになってしまう・・・

栄養指導で自らも実践し、
管理栄養士研修で大好評の講座がついにnoteになりました。

「とってもわかりやすくて実践向き
また一つ私の管理栄養士としてのバイブルが増えました!(^^)! 」

「分かりやすくすぐ使える内容
栄養指導だけでなく、はじめての人・人見知りとかの人にも使える話し方だと思いました」

「もう2回読みました(笑)とても読みやすく、読めば読むほど
何故か、栄養指導できそう!というような自信が沸いてきました!!」

喜びの声続々!

お役に立てれば嬉しいです♡


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初めまして、ながいかよと申します。ご訪問ありがとうございます。


 この本を手にとってくださったあなたは「これから栄養指導をしたい」と思っていたり、「栄養指導をしているんだけど、このやり方でいいのかわからない」「ほかの人はどうしているんだろう」と悩まれているかもしれません。

 もしくは、後輩を育てている立場の方が、栄養指導という”個人の力量”や”経験”がものをいう感覚的なものをどうやって教えていけばいいのか? と試行錯誤している中でこの記事に出会ってくださったのかもしれません。

  

 食事スタイルは十人十色で、マニュアルでこう進めるようにといわれても、その通りにはいかないものですし、そもそも栄養指導に確固たる答えがあるわけではありません。

 とはいえ目の前にいるクライアントの行動を変容し、健康的な生活を送ってもらうためにどう指導すればいいか。栄養指導に携わる者として、クライアントを救いたい、より健康になってもらいたいと思うからこそ悩みや課題が出てくるのだと思います。栄養指導はどこまでいっても完成はない。わたし自身もそう感じ、いつも試行錯誤を繰り返している一人です。


 また、多くの栄養指導者がこうした悩みを持つもう一つの要因として、場の乏しさにもあると感じています。カウンセリング論や検査値の読み解き方などの手法を教えてもらう機会はあっても、実際「こうやって進めればいいよ」、という具体的な方法を教えてもらう場が少ないのではないか、とも感じます。それは管理栄養士が職場に一人配属であったり、派遣や一件ごとの請負業も増えているため、一人の患者、クライアントについての事例検証やカンファレンスといった話し合いや、相談の機会が圧倒的に少ないのではないか、と感じます。


 ここででお伝えしていくこの指導法は、わたしが2010年に独立をした頃から開講している管理栄養士向けの講座の中でお伝えしてきました。また、昨今管理栄養士が配属されることが増えてきた薬局、ドラッグストア、歯科医院でも管理栄養士研修として導入されています。今まで全国の管理栄養士・薬剤師・看護師など約1000名がこの講座を受けてくださっています。

 この講座を受けていただいた方は全く初心者の方でも「栄養指導ができるようになった」とおっしゃってくださいます。また、後輩を育てる立場であるベテランの方からは「わたしのやってきたことは間違っていなかった」「育成に自信を持てた」と喜びの声をいただいています。


 10年もの間 同じ講座を行っていますが、内容はそれほど変わりません。現在も、わたし自身もこの内容で栄養指導を実践しています。それほど普遍的なものであるとは、思いもしませんでした。だからこそこうしてnoteの記事として残したいと思った次第です。


 わたし一人では、指導できるクライアントの数は限られていますが、こうして講座を受けてくださる方、書籍を読んでくださる方がますます栄養指導に誇りを持ってくださって、もっともっと健康で、心豊かになる人が増えてほしい。そんな願いを託してこの記事をまとめました。


「栄養指導が大好き!」「管理栄養士の仕事はわたしの天職です」そう言ってくださる方が増えていくことを期待しています。

 申し遅れましたがわたしは、2008年に特定保健指導が開始された年にヘルスケア企業の勤務栄養士として、栄養指導を行いました。 当初は「これでいいんだろうか?」と不安になることばかりでした。 不安を解消するため、ひたすら勉強して、頭の中に知識を詰め込んで、指導ではその知識を話して、話して、話して…という面談でした。 「はぁ」と気のない返事をされては「ほんとにわかってるのかな」と不安になり、個別指導は苦手だなと感じていました。どちらかというと考えたことを(一方的に)話せる集団指導の方がまだいいなぁと思っていました。


 また、栄養指導を数多くさせていただく中で、「食べる量を減らしましょう」「お酒は控えましょう」という数値改善を目的とした指導をしていると、だんだんその方の元気がなくなってしまう…という状況に陥りました。栄養指導って役に立っているのかな? と、疑問を感じるようになりました。


 健康を支援しているはずなのに、食事の楽しみを奪ってしまう、減らす、控える、がまん、で食事がストレスになってしまう…こういった指導方法は間違っているのではないかと感じるようになったのです。


 そんなあるとき、一人のクライアントの一言で、わたしの栄養指導の考え方は大きく変わりました。その一言とは、「そうやって褒めてくれたらうれしいのになぁ」でした。


 実際、褒めようとして褒めたのではありませんでした。ただ、クライアントの行動や、成果に目を向けて「ここがこのようにできているからそのような成果が出たのですね」と「事実」を話しただけでした。

 ですが、「褒めてくれたらうれしい」と言われたクライアントのその一言にはっと気づかさせれました。今までのわたしの指導は、問題点を見つけ、それを改めてもらおうとする視点で行っていました。×を◯に変えようとするような指導です。「悪い習慣があるに違いない」とまるで粗探しをするようにその人の検査値や食習慣を見ていたのです。こちらが一生懸命になればなるほど相手は引いてしまう。そんな指導でした。

 そうではなく、その人の◯を見つけて◎(二重丸)にする。その人本人も気づいていないような素晴らしい取り組みや意識しているところを見つけ、フィードバックをする指導。話をしているだけでワクワク楽しくなるような栄養指導をしたい。

このクライアントの一言からわたしが目指す"心に寄り添う”という栄養指導の核がみつかりました。

クライアントにわたしが行動を変容させられたのです。

 相手のいいところを見つけ、それをさらによくするような指導をしよう。ネガティブな「がまん」「控える」「減らす」「制限する」といった言葉をなるべく使わないで指導をしよう。そうした結果、
「ながいさんと話したら元気になるわ」
「受けてよかったです」
「あー楽しかった」
そういった言葉をいただくようになりました。

「ながいさんにいい報告ができるようにがんばったよ」
「6ヶ月後の最終面談もながいさんにお願いしたい」
本当に嬉しいお声をいただくようになりました。


 今となっては、わたし自身も指導をすればするほど元気をもらえますし、誇りを持って栄養指導を行うことができています。とても苦手だった個別指導が今では大好きになり、理想の栄養指導がしたい! と2010年に独立し、会社の代表となった今でもライフワークとして企業やクリニックなどで栄養指導を行っています。

 こうした経験から、わたしが指導を重ねていき、約5000人の栄養指導から誰でも栄養指導ができるようになるようにと明確化フレームワークを構築し、心に寄り添う5つのステップに体系化しました。これを実践していただくことで、「これでいいのかな?」と悩んでいた栄養指導が本来悩むべき「このクライアントをさらに健康に導くために次はどうしたらいいだろう」に変わっていくでしょう。悩んではいけないのではなく、悩みの質や種類が違うのです。
「栄養指導を受けてよかった」
「また話を聞いてもらいたいな」
そう思ってもらえる指導を一緒に目指しましょう。



『栄養指導に自信が持てるようになるnote』使い方

第1章では、マインド編として栄養指導を行う上で大切にしたい考え方をお伝えしています。さらに第2章では、セオリー編としてマインドを具体的に進めるための5つのステップをご紹介します。
第3章はメソッド編として理論を実践に移すため、わたしが今でも栄養指導で使用しているツールを使っての具体的な栄養指導の進め方をご紹介します。


今すぐに栄養指導で実践してみたい、どうやって言葉を切り出していいかわからない、という方は先に第3章を読んで実践していただき、実践しながら理解しにくいところを第1章や第2章で確認していくと腑に落ちやすいかと思います。


第4章では、栄養指導を一人一人に合わせて行っていけるようにクライアントのタイプや指導形態別の指導のポイントをまとめました。そして最後の第5章ではスキル編として、溢れる情報に惑わされるクライアントにどう伝えるかの一例を示します。


栄養指導は完成がないものだと思っています。一度読んで終わり、ではなく、最初は通して読んでいただき、共感できるところから取り入れてください。さらに栄養指導を進めながら「あの時どうしたらよかったんだろう」「こういう時どうしたらいいかな」と疑問や課題にぶつかった時、目次でその解決となる章を再度読みながら試行錯誤を繰り返していくと、栄養指導を行うたびに言葉や姿勢、あり方が磨かれていきます。何度もなんども繰り返し読み、自問しながら進めていきましょう。

過去に栄養指導講座を実際に受けていただいた方や栄養指導を数多く経験されている方も、普段の指導を振り返りながら読み進めていただくと、共感していただけるところがみつかり、「これでよかったんだ」とさらなる自信につながるかと思います。


余談ですが、この講座は管理栄養士以外の医師、看護師、薬剤師など医療従事者の方や企業の営業担当の方にも受けていただいたことがあるのですが、「栄養指導でなくても自分の仕事にも役に立つ」と好評をいただいています。そういった方々にも人とコミュニケーションを取る際や、商品をご提案する際にも活用していただけるところが多いのではないか、と自負しています。

栄養指導のスタイルは時代により、変わってきています。わたしも様々なプロジェクトに参加する中でオンラインでの対面型指導、チャットなど文字によるメッセージ型指導など従来の個別指導ではない形式でも指導を試みています。それぞれの指導形態別の指導のポイントも第4章で説明していますが、基本的な考え方やベースは同じです。ここにあることを基本に、みなさんの“らしさ”をエッセンスとして加えていただければと思います。


また、内容を理解しやすいように、事例やクライアントとの会話を盛り込んでいますが、クライアント個人が特定できるようなプライベートなことは省略して、名称や状況も架空のものに設定しています。どんな風に指導すればいいかを示したいための事例ですので、ご理解いただければと思います。

さらに、この本は特殊なダイエット法を提示するものではありません。目新しい食事法を求めているのであれば、本書はそういった期待に応えるのは難しいかと思います。わたしが推奨するのはいつも「普通」のことです。その普通のことをいかに楽しく実践し、なりたい姿を実現してもらうか。これを注視しています。

3食食べること
主食、主菜、副菜、果物、乳製品をバランスよく摂ること
活動量に応じた量に調整すること


当たり前の、普通のことです。ただ、それの見方を変えたり、伝え方や提案するタイミングを計ることでクライアントが行動を起こすことを目的にしています。1日1食、糖質制限、グルテンフリーなど、情報とどう向き合うかに関しては第5章で触れています。

生活習慣改善は、わたしたち指導者も常に実践者かと思います。第1章〜第2章を読みながらご自身の生活習慣を振り返る機会にしていただくと、さらに指導内容が深みを増していくかと思います。「それで、あなたはどんな食生活を実践しているのですか?」とクライアントは思っているはずです。


栄養指導を行う時のバイブルとして長く使ってもらいたい。わたしの10年の栄養指導で実践したノウハウと栄養指導講座で伝えてきた再現性が実証されたメソッドで指導者の悩みに寄り添う本になれたら幸いです。


目次

第1章マインド編  心に寄り添う栄養指導に必要な考え方
(1)栄養指導に必要なマインド
①相手に興味を持つこと・・・スキルや知識よりも必要なこと
②信じきること・・・「後ろにいる」スタンス
③答えに導くこと・・・もう惑わせない
④尊敬すること・・・決めつけない
⑤質問すること・・・60秒で信頼関係を築く

(2)栄養指導に何ができるのか
①相手の時間を奪っているのです
②病気を治すことはできません。無力です
③無力を自覚した上でできることをできる限りやる
④感覚に任せず、体系化せよ!

第2章 セオリー編 心に寄り添う5つのステップ
(1)STEP1 環境を整える–安心のステップ
①安心がないと指導が始まらない
②知らないうちに勝手に「どんな人か」を決めつけている
③すぐに親近感を持ってもらうには
④行動変容ステージモデルを言い訳にしていない?
⑤聞いてくれないのには理由がある
⑥安心は信頼への第一歩

(2)STEP2 状況を整理する−関心のステップ
①傾聴は形から入ってもいい
②わたしたちはカウンセラーではなく栄養指導者です
③心に寄り添うために必要な「最初の質問」
④ヒアリングが事情聴取になってはいけない
⑤受け身を卒業させる「それでどうなった?」の質問
⑥行動の奥を知る「質問の深掘り」

(3)STEP3 どこに向かうのか見定める-期待のステップ 
①誰も不健康になりたいとは思っていない
②目的が明確になれば人は勝手に動き出す
③「やらされごと」から「やりたいこと」へ変える
④ゴールの明確化と映像化
⑤鮮明にイメージすれば間違った行動に走らない
⑥「わたしも変われるかも」が行動の原動力
⑦指導を受けたから変わるのではない、自ら行動したから変わるのだ

(4)STEP4 行動を具体化させる−納得のステップ
①相手が「ほしい!」と思ってから渡す
②どちらがいいか決めてもらう
③やった方がいいと思うけどできていないこと
④できない本当の理由は何かを見極める
⑤×ではなく◯にフォーカスする
⑥奥の手を持っておく
⑦起こりうるリスクは先に伝える

(5)STEP5 なりたい姿を実現するー決意のステップ 
①決めるのは自分自身
②挫折を未然に防ぐ声かけ
③小さな一歩の成果は偉大
④現在地を伝える
⑤甘すぎる目標を是正する問いかけ
⑥もやもやを残さない、「受けてよかった」と思われる振り返りの言葉
⑦わからないことを聞かれたら
⑧「また受けたい」と思われる指導とは

第3章 メソッド編 感覚に任せない、心に寄り添う”指導の型”
(1)いますぐ行動したくなる魔法!誰でも栄養指導ができる資料集
 ①明確化フレームワーク:誰でも栄養指導がすぐできる!フレームワーク
 ②振り返りシート:行動した自分に◯をつけるモチベーションアップシート
 ③生活チェックシート:現状把握と信頼関係を築く紙
 ④食事記録表:「例」を書けば指導したい食事を伝えられる
 ⑤1日分の食事量:具体的になにを、どのくらい食べるを示す
 ⑥検査値一覧

第4章 タイプ編 一人一人に合わせた指導ができるようになる!クライアント分析法
(1)自己主張の強さと思考の違い
①自己主張が強い方には「引き出す」
②自己主張が弱い方には「引き入れる」
③論理的な方は視点を絞る
④感覚的な方は視点を広げる

(2)4つのクライアントタイプマトリクス
①A)自己主張が強い×論理的=熱血リーダータイプ②
②B)自己主張が弱い×論理的=冷静参謀者タイプ
③C)自己主張が弱い×感覚的=温厚サポータータイプ
④D)自己主張が強い×感覚的=カリスマ自由人タイプ

(3)指導形態別 指導のポイント
 ①個人面談は手書き説明
 ②集団指導 パワーポイントに文章はいらない
 ③電話はゆっくり笑声と実況中継
 ④メール は1メール1ミーニング
 ⑤チャットは文字数徹底削減
 ⑥ビデオ通話は表情2倍

第5章 スキル編 溢れる情報とわたしたちはどう向き合うか
(1)偏りをなくせばうまくいく
①1日何回食べたらいいの?
②朝食は食べた方がいいの?
③どれくらい食べたらいいの?
④糖質は制限した方がいいの?
⑤グルテンフリーはした方がいいの?
⑥サプリメントは摂った方がいいの?


※この記事はえいよう未来出版部発行の『栄養指導に自信が持てるようになる本』をnoteの記事にしたもので、内容は変わりません。

1冊の本でまとめて読みたい、という方はAmazonで書籍版/電子書籍版を購入していただくことが出来ます。


noteでは各章ごとの価格となりますのでかいつまんで、気になるところだけ購入したいという方におすすめです。


いよいよ次の記事では本章の内容に入っていきます。

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