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準備をすれば、休むことは悪くない

私の周りの会社員の話を聞くと、よっぽどの体調不良や冠婚葬祭など以外で「休みを取ること=良くない」イメージを強く感じます。
実際、私の周りには有給を消化できないまま消滅している状態の人、明らかに体調が悪くても出勤する人などがたくさんいます。

「休みを取ること=良くない」イメージを持つ人に理由を聞くと、「他のメンバーに迷惑がかかる=良くない」という話だったので、休みを取ること自体は悪くないはず。

休みを取ることから、良くない状況を起こす流れは大体こんな感じでしょうか。
①休みを取る

②本来その日にする予定の仕事が溜まる

③他のメンバーが代わりにその仕事をする
③'他のメンバーのキャパに余裕がない(他の人では代われない)と仕事が回らなくなる

④他のメンバーに迷惑がかかる

たしかに、私も人に迷惑をかけることは良くないと思う派です。
でも、他の人が迷惑と思わないなら、仕事を休むことは悪いことではないと言いたいのです。

例えば、③'の段階で他の人のキャパがいっぱいの状況でなければ、他の人が仕事を変われる。
ここの調整は、代表やマネジメント側の問題になってきますし、ある程度のリスクを踏まえた上で、その状況を選んでいるはずです。

休む側が意識するべきことは、まず、③の段階で他の人が快く仕事を変わってくれる状態を作ることです。
信頼関係を築くことや、一方的に助けてもらうのではなく、持ちつ持たれつの関係を作ること。
自分が手の空いた時にメンバーの仕事を手伝ったり、これから発生しそうな仕事を先回りしてやっておく。
また、休んだり、助けてもらったら必ず感謝を忘れず、伝えること。
基本的な人間関係の構築は常に意識するべきだし、これだけでもかなり変わってくるのではないでしょうか。

②の場面でも事前に工夫が出来ます。
休んでも大丈夫なように仕事のスケジュールを立てて、その期間の中でも仕事をギリギリまで引き伸ばさずに、早めに終わらせておく。
そうすると、手が空いた場合は次の仕事や、他のメンバーの仕事のサポートができるので喜ばれ、休んでも仕事が送れないので他のメンバーが代わる必要もありません。

これらは、私が摂食障害を抱えながら、それを会社に打ち明けずに働くためにセルフコントロールとして実践していたことです。

仕事も一つのコミュニティの場で、多様な人材が働くために、1番大切なのは職場内でのコミュニケーションや理解を重ねることなのだと思います。

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