顔問題 vol.3「さらにその後」
「治るって何だ?」
過去に大きな皮膚炎をやってから、何かあると首や顔に症状が出る。大体は数日で治る。でも治らなくなって、今年は病院に行った。
薬を使うと、症状はすぐ軽くなる。
春に行った医院は、1回薬を出して終わりだったので、数日塗って軽くなったところで薬をやめて、その後は医院で勧められた無添加のシャンプーやソープを使用。
そして先日また悪化した際の医院では、薬の処方の他に1週間後の経過観察があって、体感する症状はなくなったものの、見た目消え切ってないことから、薬の継続を勧められた。
そして、継続していたら、今度は薬に反応して炎症が起きてしまって。薬をやめて今は、赤みや若干違和感あるものの、比較的落ち着いた状態になっている。
そこでふと、思う。
「治るって一体、何なんだろう?」と。
もちろん、赤みもなく、ムラのないきれいな肌色の肌は理想的だけど、今の家に引っ越して最初の大きな皮膚炎を発症してから、そんな状態だった期間はあるかないか。日当たり良すぎる家で、それも赤みの一因だと思うけど、そもそも子供の頃からほっぺ赤かったり、何かあるとすぐ顔が赤くなる(紫外線とか室温とか)質でもある。
だから、その世間一般に照らした肌の色というものに、私を当てはめて治療しようとするのは、違うのでは?
そんな疑問が、湧いたのだった。
ネットで色々検索していると、
「ステロイドの恐怖心から、薬を塗って収まってやめて、また症状が出たら塗って収まってやめて、を繰り返すと根本治療になってないから、一見収まったように見えても薬を続けた方がよい」
というような記事があった。私がかかった医師も、こういう考え方かなと思う。
そうなのかな、と思う反面、
「確かに今すぐに症状を引かせることができるのはステロイドだけ。でもそれは、症状を「引かせた」だけで「治った」わけではない」
という文章も見つけて。
個人的に今、しっくりきたのは後者なのだった。
後者の記事を書いた先生も述べていられるのだが、薬(ステロイド)は急性の症状には効果絶大で、窮地を救ってくれるもの。
でも、その急性の症状が治まった後にも続けることには抵抗がある。
私の場合、今回は薬を続けることで悪化した件もあったから尚のこと。
やっぱり自分の違和感は、大事にするものだなとも思った。
もちろん、皮膚炎と一口に言っても、それぞれ色々な状態があるだろう。
薬を塗って、すぐに治まって再発もしないもの。
何か特定の物質を排除することで、発症しなくなるもの。
もともとの体質から、反応しやすいもの。
精神的なものや、気候、環境、見えない要因もあるだろう。
そんなことを総合的に踏まえながら、
私の場合は、排除するものというより、うまくつき合っていくべきものなのだろうなと感じている。
人間生きていると、大なり小なりの不調というものは出てくる。
それが、どの形で出てくるのか。
私の場合は皮膚を通じて、ということなんだろう。
敏感な質は面倒臭くもあるけれど、それも私の個性だから、受け入れるしかないよね。
いい意味で固執せず、諦めて、委ねて。
忘れた頃には、なんか知らないけど、治まってるなって。
そうなったらいいなと
放っておこう。
ゆるりとつき合っていこう。
しっくりきた、お医者さんの記事はこちら
つづく。
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