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なぜ当日券の値段は区切りがいいか考えたことはあるか?

おはようございます,10時間くらいかかりそうなタスクを謎にスイッチ入って1時間で終わらした長濱です。
#ハナからそれでやれ
#今回だけは褒めてやる


さて,今日は「なぜ当日券の値段は区切りがいいか考えたことはあるか?」というテーマでお送りします。


今日は,皆さんの身の回りにある2つの場面を比較して「物事を正しく見てトレースするコツ」について共有できればと思います。そして,僕らが実際に仕掛けているイベントでの実例を用いてその思考法の重要性を深めれたらと思います。


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本題の前にお知らせです!


今日の本題とも深く関わってくることですが現在「日本一わかりやすいAIとChatGPTの講演会」というのを僕のチームでは挑戦しておりまして。既に30名以上の方にご来場頂き(もちろん有料!),多くの方から高い満足度を頂いております!


そんな僕らの講演会は全5回構成でして,先日第1回が終わったばかりです。当然ここから更に内容は凄くなっていくのですが,「残り4回を見に行きたいけれど,時間がない」という方に向けたアーカイブ配信付きチケットを販売することが決まりまして!

先日より販売しており,既に複数のお客さまにご購入いただいております。気になる方は下のリンクからご覧ください。


また,どんな内容の講演会か気になる方も多いと思います。そんな方に向けて先日の第1回分の講演会「なんと冒頭20分」を無料で,YouTubeにて公開しております!夜通し編集しておりましたので,ぜひそちらも併せてご覧ください!笑
#お願いです,動画を開いてください(笑)


端数を好む飲食店と端数を嫌う当日券の受付


さて,そんなこんなで本題です。


皆さんは飲食店のメニュー表にある価格で以下のような数字をよく見ませんか?

398円,548円,685円 etc…


逆にイベント(ライブとか講演会とか)のチケットは2000円とか5000円とかが多い。もちろん刻んでくる場合もありますが特に当日券(その場で払うもの)には中々ないと思います。


このような法則には必ず裏に理由があって,今回の講演会でよく分かったので共有させていただこうと思います。

まず,飲食店とイベントのチケット(特に当日券)の大きな違いとして「種類の数」が挙げられます。飲食店は何十,何百個とメニューがあるのに,イベントのチケットの種類は多くて7種類ほど。

早速ここに理由がありそうですね。


次の違いとして,レジの有無が挙げられます。当然ですが,飲食店にはレジスターと呼ばれる,いわゆる"レジ"があります。しかし,イベントは前日に設営して翌日には撤収の世界ですからレジを置く余裕も必要もありません。


ここもその理由に関係してきます。ヒントはレジにある薄い金属の集合体です。


第3の違いとして,最大収容人数の違いがあります。飲食店の場合,レジに最大で並んだとして既に入っているお客さんの数だけですし長蛇の列が並ぶことも滅多にありません。

しかし,イベントは大きいと数万人規模で起きます。受付にできる列の長さや時間帯は予測のしようがありません。


予測できないことがなぜ端数を嫌うことにつながるのか。

さて,そろそろ理由がわかってきたんじゃないでしょうか。


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まず,第一の種類の数ですが,そこにはスタッフさんの属性が関係しています。通常,飲食店のスタッフはバイトであり,何ヶ月もそこに勤務している人が殆ど。つまり「値段を覚える猶予」があるんです。

しかし,イベントスタッフは基本日雇い。当日しかいません。そんな人たちに向けて何十種類もある値段を覚えて貰えるわけがありません。つまり,その方達へのコストを最大限下げるためにも何十種類もある値段はダメなのです。


次に,第二と第三の理由であるレジの有無と最大収容人数の違いを触れます。レジがないというのは何がないと言い換えられるかというと,お釣りです。毎回お釣りが必ず必要な値段でも大丈夫なのはレジがあって小銭が常備されている時だけで,イベントには向きません。

それに,長蛇の列が並ぶ可能性のあるイベントで小銭まで扱っていると単純に進行に支障をきたします。小銭を落としたとかされると,もっと大変です。


ですから,小銭が出ないようにお札だけのオペレーションを心がけるのがイベントの受付では重要なのです。


さて,このような3つの理由を触れるとなぜ当日券は端数の綺麗な数字なのか分かりますよね。

結局,運営側のコストやミスを極限まで減らそうとしたら「お札」が楽だった,というわけです。


で,今回僕らが運営している「日本一わかりやすいAIとChatGPTの講演会」では当日券を当初500円で設定していました。

しかし,あるお客様が1000円札しか持っておらず僕らもお釣りを用意していなかったものですから,近くのコンビニで崩してきて頂いていました。


もちろんこれはお客様のご好意で僕ら運営が強制したわけでは一切ありませんが,このような事態は値段設定を勉強しておけば防げたはず。


「普段当たり前のように見えている景色をどれだけ熟読し,どれだけ模写するか」


これは僕らに限らずどんな人でも参考になる考え方だと思います。特にイベントなのでお客様と直接触れ合う人たちは。


凡事徹底,とにかく当たり前なことをやる。


ここが考える上で非常に重要だなと思います。


日常の瞬間には必ず意図がある


さて,今日のテーマは決して狂った内容じゃありません。

皆さんが普段何気なく行く飲食店の値段とアーティストのライブのチケットの値段さえ比べれば余裕でわかることです。


けど,僕らはこれらを見逃して「独自の」アイデアで勝負しようとします。

ただ,先に言っておくと「独自」ほど地獄なものはないです。


実際,僕もよくそのような意見を出しますが5秒後には却下祭りです。
#実話です
#ちょっと悲しい(笑)


日常でよく見かける光景には必ず理由があるんです。どうして車道と歩道は分けられているのか。どうして信号は高い位置にあるのか。どうしてトンネルのライトは独特な色なのか。

車関係でもこれだけサッとでてきます。


なので,世の中で普遍的とされるものには必ず意図や理由がありますから,それらを突き詰めてみると自分の挑戦時に結構いい結果が出せるんじゃないかなーと思います。


さて,こんな感じで毎日勉強して改善している僕らのチームでは,なぜか僕に負けじとチームメンバーたち(女の子2名)だけで講演会を開くそうです。
#素敵な2人

7月3日(月)の19:30-20:30の1時間,チケットは100円,テーマはAI関連なら何でもと伝えています。それ以降は何も知りません。笑

全て自分たちで実施して責任を持って,お金も全部自分たちのもの。僕は一切関わっていませんが,当日は応援の意味を込めてもしかすると僕もZoom内に居るかもです。笑


可愛いらしい子達ですので,チームの成長に少しお付き合いください!チケットは以下のリンクから購入可能です!

*アーカイブ配信付きですのでお気軽に!▼


では,また明日

長濱

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