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動いた電車は動いていない


 子どもが休みだと、パソコンもスマホも子どもにゲームをやらせたりYouTubeを見せたりするので、怪談をたくさん聞けなくなると思うと今から悲しい。
 小説は子どもがいても大人しくしていればポメラで書けるから、毎日小説を書いて、多分この夏でひとつ書き上げることができるだろう。
 今書いている小説が、自分としては書いていて結構面白くなってきて、きっともうそれで十分。楽しく小説を書いて、自分で面白がれているなら、こんな幸せなことはない。

 YouTubeで聞いた話。
 友人とふたりで電車に乗っている。
 ◯◯駅を出発。電車は走り出し、ふたりはいつものように喋ったり外の景色を眺めたりする。
 到着したのは、出発したはずの◯◯駅だった。
 電車は確かに動いて進んでいた、それを友人も自分も確認している。到着した駅名がアナウンスされ、ふたりは驚いて窓の近くでしっかり看板で駅名を確認したから、そこは間違いなく、◯◯駅だった。
 怪談というか、不思議な話。実はこういうことは結構起こっていて、気づかない人もいたり、気づいても誰にも話さないという人も、たくさんいるのかも。


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