ひつじのズボン、馬のスカート
性格が暗いので、せめて服装や小物だけでも明るい色のものにしたい、と急に思って、昨日はバッグや服を買った。
最近は、黒い服ばかり着ていた。リュックもショルダーバッグも黒。
わたしの母はとても明るい。それで、この間は、ひつじのイラストがたくさん描いてあるズボンを履いていた。
わたしの友人の明るい人は、リアルな馬が三頭、草原を駆けているスカートを履いていた。
買う服をお店で選びながら、周りには明るい人が多いのになぜわたしは暗いのか、性格の明るさと服装は、わたしの周りを見る限りでは、なんだか関係がありそうだ、わたしはひつじの服も馬の服も持っていないし買ったことがない、明るい人が選ぶようなものを先に選んでしまうのはどうだろう、そういうことを考え、けど、わたしには動物はまだ早いような気がして、せめて明るい色の服を、と思い購入した。
それで、家に帰って着てみたら、気のせいかもしれないけど、気分も明るくなったように感じた。
黒が目につくと、なんだか嫌な感じがしてきて、黒が悪いわけではないのに、黒い服はもう着たくないし黒い小物はもう持ちたくないという気持ちになった。
買ったけど派手だと思ってしまっていたピンク色のリュックと、これもピンク色のでチャックがよく噛んでしまうので使わなくなっていたショルダーバッグを押し入れから引っ張り出してきて、中身を入れ替え、黒いリュックとショルダーバッグをしまった。