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小説、がんばってね

 午前中、シャッターの修理が来る。
 息子をバス停まで送り、帰ってきて、まだシャッター工事は続く。家の中で小説と詩を直しながら、工事が終わるのを待つ。
 工事が終わり、修理してくれた人が、前回工事の下見に来てくれた人と同じ人で、わたしは前回、帰りにお茶を渡すか渡すまいかその人の去り際に思いついて、結局渡せなくて後悔したので、今回は、家にあった無糖の紅茶のペットボトルを渡して、修理の人はにこっとしてくれたんだけど、お茶の種類は無糖の紅茶でよかったのだろうか。
 昼前に娘が帰ってきて、息子は幼稚園のバスが3時頃来るので、それまでに買い物に行く。
 食料品を買える一番近い店がショッピングモールで、そこにはフードコートもゲームセンターもあり、食料品だけ買いたくても、子どもと行くとどうしても他コーナーを周ることになる。
 フードコートで娘はキャラメルアイス、わたしはホットコーヒーにバニラアイスが入ったのを初めて頼んでみて、バニラアイスは最初から全部溶けていて普通のカフェオレの感じ、底に濃いバニラアイスが残っていておいしかった。チキンとビスケットを持ち帰りで買う。
 ゲームセンターで太鼓の達人を娘は必ずやりたがり、わたしも最近は一緒にやるようになり、娘はかんたん、わたしはふつうのレベルを選択、娘が選んだ知らない曲、ボカロ? ボカロってわたしはよく知らないのだけどいい曲だ。ふつうレベルでも、難しい、けど、楽しい。
 手を繋いで、食料品売り場に向かいながら娘が、すごく楽しかったまたやりたい、と言うので、わたしは、お母さんが小説で賞をとって、賞金をもらえたら、家でできる太鼓の達人を買おうか、と言った。小説、がんばってね、と娘は言った。
 


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