vol.22【ケアマネさん&訪問看護師さん◎】相性はお節介度合い
「いらない、いらない」って、病気の父・ペエくんの衰えをひた隠しだった、介護をしてくれてる母・ブンブン。しかし、人間、お節介には慣れて時間が経つと沁み込む。こちらが突っ込んだことを言った日は憎まれ口叩いてるんだけど。昨日電話したら、「おかげさまでうまく回ってるよ!」と喜んでました。
お節介と言えば、周りを固めてくださってる介護のお仕事の方も。
まずはケアマネさん。ある日ブンブンが電話で。
「ケアマネさんがやって来てさ。要介護度の上がった通知来てるはずだから、見せて欲しいっていうんだけど、まだ来てなかったんだよね。そしたら、ケアマネさんが帰り際に、ウチの外の郵便受け、上の隙間から覗いてくれて。
「入ってましたよー」って持って戻って来てくれてさ。ありがたいね」
と言っていて。
どこまでやっていいか、いろんな意見があると思うけど、それくらい入り込んでくれないとウチの実家は回らない。相性バッチリなケアマネさんで感謝しかありません!
訪問看護師さんの方もウチの実家と相性バッチリで。
何かと、私が電話していたら電話をくださるようになり(忙しいのにありがとうございます)。
ペエくんが転んじゃった時も、即、電話をくださって新しいフェーズに入ってるかも、と示唆をくださったし、秋に入るとにこにこしながらも強くもっと色々なサービスを使うよう何となく強め?に勧めてくれて。
子供が言ってもうまくいかないことが、スムーズに進んだのは全部皆さまのおかげだな。
そう、衰えの進行を、どのレベルでとらえてるか?というと、家族は比較的のんきにとらえてるんだと思います。
「生活のなかでは、ゆっくり進むので気づかないんですよね。わかります」
地域包括支援センターの方がそう言ってカバーしてくださいましたが、このセリフ、同じこのセンターで、10年前にも言われたのを思い出し。ああ、私たち家族は同じことを繰り返してる!って申し訳ない気持ちに。
10年強経ちますが、ペエくんは心の病のせいで家出してしまい、行方不明になったことがあり、その時に言われたんですよね。1週間後、無事見つかって(本当によかった!!)お医者さんでうつ(統合失調症でした)と診断されました。通院のおかげでずっと安定しており生活に問題はないのですが。当時、「うつの進行って、家族はこんなにも気づかないものなのか?」と不思議に思いつつセンターの方と話していたところに、センターの方が私達の気持ちを汲んで「生活のなかでは家族は気づきにくい、こういう事例はよくある」と。
だから、外の人の目が大事。お節介度が相性バッチリだと心地よく生活できる。
どれぐらいかまって欲しいか?お伝えしておくのも手かもしれません。
やれる、やれないの度合いはあると思うけど、個人の裁量の部分ではあるんだな、と思いました。