明日は来るから ~TOMORROW Version~ / 東方神起
韓国人アーチストでこれ程、第一線で長く活動できるグループというのは本当に数が少ない。東方神起の場合はある時期からavexの日本アーチストとして、完全に日本語で日本の作曲陣による曲を歌う「日本帰化」して活動していたアーチストである。
その帰化したおかげで、日本の中では「日本人アーチスト」と何ら変わらないアーチストとして受け入れられている。国の違いは何ら関係ない。日本のファンのために活動してくれて、日本のファンのために音楽を届けてくれればそれで十分だし、音楽を通しては国家の問題は何ら関係ない事は日本での活動に何ら支障がない事が証明している。
彼らは2004年にデビューし、間も無く15周年を迎えるほど、息の長いアーチストだ。韓国アイドルの寿命はせいぜい5年持てば良い方。残念だったのは東方神起の場合も5年目にグループの危機に襲われ、5人だったメンバーは2人になってしまった。その後、二人で活動し、28歳を前に兵役のために音楽活動を中止しなければならなくなる。
その後、兵役を終え、去年から再びに日本でも東方神起としての活動を再開させる事が出来た。日本のファンは暖かく、一度、好きになると、そのアーチストの成長を助けるようにファンとしての忠誠心が高い。久しぶりに彼らが戻って来てもスタジアム・ツアーを成功させるだけの数のファンは今も待っていてくれる。
きっと、東方神起自身も日本のファンの変わらぬ愛に感謝してる事だと思う。東方神起は日本の作曲陣、avexも日本でのTOPアーチストとして並々ならぬ力を注いでいる。avexの代表アーチストとも言える存在である。彼らに過去から提供されてる楽曲は日本の楽曲として非常にレベルの高い楽曲が提供されている。
もともと5人とも歌唱力はソロで行けるほどの歌唱力を持ち合わせた5人であったから、その魅力的な楽曲を5人が紡ぎだすパワーは凄まじく、今も名曲として生き続けるし、日本のファンの中でも5人の名曲は今も忘れられない特別な曲が多数ある。
そんな過去の名曲の一つである「明日は来るから ~TOMORROW Version」である。この曲は東方神起の全楽曲の中でも1,2位を争う名曲だ。この曲で主にメインで歌っていたジュンスはもういない。しかし、あえて過去のこの名曲を残った二人で日本のファンのためにリメイクして歌って見せているのが今回の曲なのである。
確かに二人になってしまって、色々なメロ、コーラス部分が五人の時とは違ったものとなっている。でも何が素敵かというと「二人になっても、日本のファンが愛するこの曲を大切に歌い続けます」という気持ちがこのリメイク版には溢れている。5人とは違うが、二人でできる最大限の表現をファンに見せるその姿が日本のファンへの感謝のメッセージ何だという事が伝わってくる。ジュンスのフェイク・パートも原曲に忠実に残して、こなしてくれている。
五人とは違う二人で歌う姿に、日本のファンは失ったメンバー以上の愛情を持って応援してくれていると思います。二人になっても東方神起として、過去の曲も含め二人で前に進む姿は美しいし、応援したくなる。日本のファンとの絆は一層深くなってると思います。
東方神起はこの先、20年、30年日本のアーチストとしてファンとともに歩んで行けると思います。二人になった東方神起は残り三人分をファンが支えてくれてると思います。