Over the Horizon 2016 / Dirty Loops
一緒に音の旅に出ませんか? 4分間だけ、その世界に溶け込んで、ディズニーのアトラクションに乗ったような気持ちになれるはずです。先入観なしに聴いてください。外人です。
彼らがデビューしたのはおおよそ5年位前。ファーストシングル「ヒット・ミー」の演奏は衝撃的でした。様々な音楽ジャンルがありますが、彼らはジャンル分けは不可能。
一つ言えるのは「ダンス的な強烈に細かなビート・アレンジ」という事。こんなアレンジはジャズ的な部分もありますが、32分音符で感じる裏拍とも言うべき、細かなビート。そこに絶妙な裏拍タイミングで音をはめ込むセンス。
メロディーに対して載せるコード感が特殊です。クラッシック的な響きもあり、ジャズ・コードをまぶしたコード展開でもあります。この32分音符で繰り広がられるビート・アレンジが彼らの持ち味であり、唯一無二のものにしています。
音楽のセンスが抜群で、独特のアレンジですので、カバーをしても彼ら流のアプローチによる独自の曲に生まれ変わります。しかも生演奏でやっちゃう実力派です。5年たった今もアルバムは1枚しか作ってません。
音楽は好きなんでしょうが、ショー・ビジネスの世界には興味ないのでしょうか? あまりメディアには出てきません。5年経った今も新譜を待っていますが、一向に聞こえてきません。
今回取り上げた曲はスマホのサムソン・Garaxyの新作発表に合わせて、作られた映像です。曲もインスト・メインで歌詞も的当な感じです。しかし、そこで演奏されてる姿は神業的なものが散りばめられたもの。キーボードの演奏センス、6弦ベースによる、細かいスラップ演奏、信じられない程に細かいビートから繰り出されるドラム・フィル。たった三人で必要十分が音が成り立ってますGuiterなんて入る余地もないくらいに、緻密な音の隙間をそれぞれのパートが埋めて行きます。
生演奏の極みとも言える彼らの演奏に釘付けです。
おまけで、彼らのカバー演奏の一つで宇多田ヒカルのAutomaticのカバーもあるので、付けときますね。
こっちの演奏が随分、ゆっくり聞こえてしまう不思議です。