雨の匂いと語彙力の話
雨が降り始めた時に、地面から漂ってくるあの匂いには、「ペトリコール」という名前がある。
これを知った時は、大きな衝撃を覚えました。
その言葉を知るまでは、「雨が降った時のあの匂い」という、感覚的な表現でしか表せなかったものが、
「ペトリコール」という明確な言葉で表せるようになったんです。
とても面白いことだと思いました。
匂いという、目に見えないものを、ある名前で表せる。そして他人に伝えられる。
その名前を聞けば、雨の匂いを想起し、他人と感覚を共有することができる。
すごいですよね。わくわくします。
これは匂いに限らず、感情についても言えると思います。
「嬉しい」とか「悲しい」とか、感情を表す言葉ってたくさんありますよね。
もしもこれらの言葉が無かったら、
自分の中に浮かんでくる感情が何なのか分からなかったり、
その感情を上手く相手に伝えられなかったりすると思います。
それって、きっとモヤモヤしてしまいますよね。
自分が今どういう状態なのかを理解し、それを他人に伝えるためには、言葉が必要になるのだと思います。
そういう意味で、語彙力は大切だと感じました。
目に見えないものを言葉で表せるようになることで、
自分や相手を理解することにも繋がっていくんだと思います。
なんてことを考えた、あの雨の匂い、ペトリコールの話でした。
言葉って面白いですね。
ではまた、
読んでいただきありがとうございました。
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