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最近よくあるはなし/昔の名前で出ています/EW&F

(敬称略)

トリビュートバンドが
紛らわしい名前を使って商売をして
本家から訴えられて
負けたという話です。

記事に書かれていること
何年も前に
EW&Fと短期間一緒に演奏した
サイド・ミュージシャンが
数人含まれているだけ
)が
本当だとすれば
そりゃ負けるよね。

あのアル・マッケイですら
「アル・マッケイ・オールスターズ
plays music of アース・ウィンド&ファイア」と
名乗るのが精いっぱいなんですから。

EW&Fは
活動歴が長く
大所帯なので
サポートを務めたミュージシャンなんて
とてもたくさんいるでしょう。

そんなものたちがみんな
EW&Fを名乗って活動したら
大変なことになりますよ。

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むかしむかし
某ものまね番組の
正月特番とかで
お得意の「ご本人登場」ってやつに
洋楽のミュージシャンが
サプライズで登場するのが
あったじゃないですか。

シンデ・ローパーとか
ベン・E・キングとか
出てました。

それに
EW&Fが出たことがありました。

(YouTubeで視聴可能。)

EW&Fといっても
フィリップ・ベイリーだけで
ギターとベースを抱えた
賑やかしの黒人数人がおまけ。

クレジットも
「アース・ウィンド&ファイア(フィリップ・ベイリー)」と
なっていました。

フィリップ・ベイリーは
間違いなくEW&Fの主要メンバーだから
これなんかまだいいほうですよね。

スタイリスティックスとか
スリーディグリーズとか
プラターズなんかも出てましたが
どこが「ご本人」なのか
(わたしは)
正直分かんなかったです。

(しっかり判別できた人もいるんでしょうけど。)

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グループの場合
こういうのは
ややこしいですよね。

仲違いして解散したバンドの
個々のメンバーが
それぞれ元のバンド名を名乗って
「俺たちが本家だ。」
「いや俺たちこそホンモノだ。」みたいな。

(美味しんぼにそんな話ありましたね。)

「10cc」なんか
ゴドレイとクレームが
「俺たちだって10ccだ。」と言い張って
ポップな10ccと
前衛な10ccが両存する
平行世界を想像すると
ちょっとワクワクします。

(名称使用権とか難しい話は別として。)

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例えばですよ。

①ロバート・プラントが
ジミー桜井をパートナーにして
レッド・ツェッペリンとして
ローヤルアルバートホールでライブを行う。

②ジミー・ペイジが
ネットでみつけた
プラントのそっくりさんをヴォーカルにして
レッド・ツェッペリンとして
新作を出す。

③ジョン・ポール・ジョーンズが
グレタ・ヴァン・フリートのキスカ兄弟を
従えて
レッド・ツェッペリンを名乗って
世界ツアーを行う。

いずれの場合も
ドラムは
ジェイソン・ボーナムが叩く。

さぁ
本物はどれだ???

一番ツェッペリンらしい音を出すのは
間違いなく③でしょう(笑)。

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アース・ウインド&ファイアー(Earth, Wind and Fire)は、
バンド名を無断で使用したトリビュート・アクトに対する商標権訴訟で
勝訴しました。

米フロリダ州マイアミの連邦地裁のフェデリコ・A・モレノ判事は
3月4日に発表された判決で、トリビュート・バンドが
“Earth, Wind & Fire Legacy Reunion”と名乗ったことにより、
アース・ウインド&ファイアーの知的財産権を侵害したと裁定しました。
判事はトリビュート・バンドのマーケティングを
“欺瞞的で誤解を招く”としています。

判事は、オリジナル・バンドだと思って “Legacy Reunion”のライヴに
参加したファンがSNSに怒りの投稿をしたり、
メールをしたことを挙げており、これは商標訴訟において
重要な証拠となる、一種の「実際の混同」を引き起こしたと
判断しています。

EW&Fは、モーリス・ホワイトの息子たちが所有する持ち株会社、
アース・ウィンド&ファイアーIPが正式にその名前を所有しており、
現在のEW&Fはその会社からライセンスを受けて活動しています。

アース・ウィンド&ファイアーIPは昨年、“Legacy Reunion”は
消費者を騙して本物のアース・ウインド&ファイアーだと思わせようとしているとして、今回の訴訟を起こしました。
“Legacy Reunion”はリユニオンを名乗ってはいるものの、
訴訟によると、このトリビュート・バンドには、
何年も前にEW&Fと短期間一緒に演奏したサイド・ミュージシャンが
数人含まれているだけだという。
EW&Fの弁護士は「被告は、原告のアース・ウィンド&ファイアーの
マークとロゴに対する商業的な魅力と世間一般の絶大な好意から
利益を得るためにこのようなことを行い、それによって消費者を欺き、より多くのチケットをより高い値段で販売した」と主張しています。

米国ではトリビュート・アクトは合法的に活動を認められており、
オリジナルを連想させる名前を採用することが多いですが、
自分たちがトリビュート・バンドであることを明確にする必要があり、
オリジナルと提携しているように見せかけたり、
オリジナルの推薦を受けているように見せかけたりすると、
法的に問題になる可能性があります。

判決でモレノ判事は
「被告のミュージシャンが厳密にはサイドマンであろうと
メンバーであろうと、広告とマーケティングは依然として欺瞞的であり、
バンドの主要な(あるいは最も有名な)メンバーが
演奏するかどうかについて誤解を招くものだった」と述べています。

3月4日の判決は知的財産権を侵害したというもので、
損害賠償をいくら支払わなければならないかは、
5月に予定されている今後の裁判に委ねられるという。
それまでの間、モレノ判事は“Legacy Reunion”が
アース・ウィンド&ファイアーの商標を侵害するようなことをすることを
禁じました。


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