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中田利樹/金澤寿和/AORの伝道師

(敬称略)

AORとパンクを
並行して聴いてきたと言うと
現在の感覚では
「変なひと」
「節操無い」と
思われますかね。

リヴァプール・サウンド、
ブリティッシュ・インヴェンション、
サイケデリック・ムーブメントはもちろん
初期のプログレ、グラムロックも
リアルタイムでは聴けなかった世代ですが。

AORとパンク~ニューウェーブは
リリースされた(ほぼ)順番に
浴びるほど聴きました。

AORの周辺地帯として
ディスコ・ミュージック
産業ロック
アメリカン・ハード・プログレ
NWOBHMがあり

パンク~ニューウェーブの地続きとして
レゲェ
ツートーン
ネオアコがあったという感じ。

マイケル・フランクスの「スリーピング・ジプシー」と
クラッシュのファーストを
90分のカセットテープ両面に
入れたりしてました。

パンクを聴いてる人がみんな
反体制的で
学校の校則に抗ったりしてたわけじゃないし

AORが好きだからって
みんなが
流行を追いかけて軽薄な
ライフスタイルを追求してたわけでもない。

そんなの当たり前ですよね。

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パンクの情報は
ロッキン・オンとかミュージック・マガジン
NHKサウンド・ストリート(渋谷陽一、森永博志)で
入手していましたが
AORって意外と情報源が
限られるんですよね。

ラジオでは
AORだけ流す番組なんてなくて
クロスオーバー・イレブンに
ときどき混じってるくらいかな。

雑誌では
ほぼ「アドリブ」一択でした。

ジェイ・グレイドンや
ペイジズ(リチャード・ペイジ、スティーブ・ジョージ)の
インタビューなんて
絶対ほかの雑誌に載ってなかったですから。

(ギターマガジンを除く)

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中田利樹がアドリブ誌に登場したのって
はっきりわかりませんが
第一次AORブーム(そんなのあったのか?)が
過ぎ去った後だと記憶しています。

リアルタイムでは存在すら知らなかった音源を
COOL SOUNDの再発(じゃないな)CDで
聴くことができました。

(クリス・クリスチャンとかラス・タフとか諸々。)

金澤寿和の署名記事を見たのは
もう少し後だったような。

二人が(例えば)名刺とかに
なんて肩書をつけてるか
知りませんが
わたしは二人を
音楽評論家だとは
思っていません。

肩書なんて
どうでもいいんでしょうが
あえて言えば
「AORについて
わたしの知らない情報を
提示してくれる人」
ですかね。

(これじゃ長いな。)

刑事ドラマとかで
主人公の刑事が
裏路地の煙草屋とか
競輪場とかで
怪しげな男に
こっそり札握らせて
闇情報仕入れるじゃないですか。

あれに近いかもです。

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AORに限っても
二人のそれに対するスタンスは
微妙に(かなり?)違っていますが
わたしは
二人の著作は可能な限り購入し
ネット記事についても
閲覧するようにしています。

AORは
すでに
時空間的に閉じてしまってる
ジャンルだと
個人的に思っているので
北欧あたりから出る新作に
手が伸びることは
ほとんどありません。

二人から得た情報を頼りに
ポツリポツリと
「発掘」される音源を
落穂拾い的に
聴くのが楽しみです。

発売元の
謳い文句はすごくても
ほとんどは
凡庸なものですが
それでもたまーに
「まだこんなのあったんだ。」と
感心するのもあるから
やめられないのです。

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金澤寿和は以前(たしか)ネット記事で
中田利樹について
触れたことがありましたが
その逆は見たことありません。

別にお互いに
反目しあってるわけじゃないでしょうが
まぁ立場がありますからね。

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