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禁断症状/ローラ・ニーロのボックス・セット

どこかの誰か
「はい論破!」

わたし
「戦前のコメディアン?」
(それは”ロッパ”だよ。)

「下心満載の飲み会?」
(それは”コンパ”だってば。)

「頭にお皿のあるヤツ?」
(そりゃ”河童”だよ。いい加減にしろ!)

「こりゃまた失礼。」

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(敬称略)

ローラ・ニーロのボックス・セットが
出るという広告を見てしまいました。

何年か前
「ボックス・セットは買わない」と
決めたのです。

「未発表ヴァージョン」「別テイク」
満載の5枚組とか
喜んで買っても
1回しか聴かなかったり。

1回も聴かなかったり。

別に転売したりするつもりもないのに
未開封だったり。

そんなことが増えてきて
「こりゃいかん」と
一念発起したわけです。

それからは
必ず初回購入していた
ボブ・ディランの
ブートレッグ・シリーズでさえ
手を出さずにきました。

しかし。

しかしですね。

これは
「欲しい」です。

とても
「欲しい」のです。

理性が
「やめとけ。
買ってもどうせちゃんと聴かないだろ。」と
諭すんですが
反対側から
「あんなに大好きだったローラ・ニーロ。
初回で買わないとすぐ売り切れ。
ライナーノーツ読みたいだろ?」と
誘惑する怪しい影。

何回も禁煙に失敗するヒトの気持ちが
なんとなくわかってきました。

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ローラ・ニーロ(Laura Nyro)のCD19枚組リマスター・ボックスセット『Hear My Song: The Collection, 1966-1995』が海外で12月6日発売。
リリース元はMadfish。

10枚のオリジナル・スタジオ・アルバム、4枚のライヴ・アルバム、
2枚の未発表ライヴ・アルバム、1966年のオリジナル・デモ・テープ、
そしてモノ・ヴァージョン、別テイク、ライヴ音源などの
レア音源を収録したボーナスディスクで構成されています。
いずれもこのコレクションのために特別にリマスタリングされています。

これらすべてを収納する重量感あふれる限定版ボックスには、
未公開含む貴重な写真、ヴィヴィアン・ゴールドマンによる
詳細なライナーノーツ、エルトン・ジョンによる序文、
そしてチャーリー・カレロ、ウィル・リー、ジョン・セバスチャン、
ジャクソン・ブラウン、クライブ・デイヴィス、ルー・アドラー、
ランディ・ブレッカー、バーナード・パーディらによる証言などを
収録した、94ページのハードカバーの大型本も含まれます。

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ここまで書いてたら
なんと。

なんと
びっくり。

ボンゾ・ドッグ・バンドのボックス・セットも
出るそうです。

おぉ神よ。

あなたは
なぜ
このあわれなものに
試練をお与えになるのですか?

薬を絶とうと決意した
(元)麻薬中毒者の前に
ニタニタ笑いながら現れる
売人のような
レコード会社の魔の手から
逃れることはできるのでしょうか?




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