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スティーブン・ビショップはヨット・ロック?

(敬称略)

どこかの誰か
「それってあなたの感想ですよね?」

わたし
「はい、そうです(きっぱり)。」

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1979年1月の「Player」誌から
ウドーの広告です。

スティーブン・ビショップ。

東京、大阪、名古屋
3都市で6公演。

それなりの会場です。

「AOR」の名盤が
続々とリリースされた頃ですが。

「入り」はどうだったんですかね?

今更心配したって
どうなるわけでもないのに。。。

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「ヨット・ロック」ってジャンル分けがあります。

日本でいうところの
「AOR」と
どう違うのでしょうか。

極個人的な意見としては
対象になってるミュージシャンと楽曲は
かなり重なっていますが
それに向き合う態度が
日本人の「AOR」に対するものと
アメリカ人の「ヨットロック」に対するものでは
まったく違うと思います。

文書による説明だけじゃ
「ヨットロック」が
アメリカで
どんな風に捉えられてるか
理解が難しいと思いますが
YouTubeにあがってる動画を観れば
「一目瞭然」です。

要するに
「ヨットロック」とは
演ってるミュージシャンと
それを喜んで聴いてるヒトを
ひとまとめにして
「小馬鹿にしてる」のが
よ~くわかります。

もちろん
「ジョーク」なんですよ。

ジョン・オーツ役の
マリオみたいな付け髭とか見れば
「冗談だよ。
本気にしないでね。」と
言ってるのが見え見えですからね。

それは承知なんですが
「AOR」という言葉でくくられた音楽に
ある種の
「憧れ」を抱いて聴いていた
わたしなんかからすると
受け入れがたいところも
正直あるんです。

※スティーブ・ルカサーの自伝に
「ある自作自演歌手の
大真面目なラブ・ソングの歌詞をみて
ルカサーとスタジオ・ミュージシャンたちが
大笑いしたら
当の歌手がものすごく怒った。」という
エピソードが載ってました。

ルカサーが特別にデリカシー無い人間ってわけじゃなくて
ある種のアメリカ人って
これが普通なんでしょうね。

(どんな種類だよ?)

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ここまで書いたことと
矛盾するようですが
スティーブン・ビショップって
「ヨットロック」でOKなんじゃありませんか。

ところどころ
「とぼけて」
「ふざけた」感じが
「ヨットロック」って言葉と
親和性高いと思います。

この(↓)本
日本語版はムリでしょうね。

しょうがない。

英語版を買うか。

でも
このヒトのジョークが
わたしの英語力で
理解できるか
自信ないです。

(きっとジョークばっかりだと思うから。)

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追記(2024.11.15)

「Yacht Rock: A Dockumentary」という
ヨット・ロックのドキュメンタリーの監督が
ドナルド・フェイゲンに
ヨット・ロックについてのコメントを求めたら
「くたばれ」と言われたそうです。

そうだろうなぁ。

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