継続は力なり?/センチメンタル・シティ・ロマンス
(敬称略)
どこかの誰か
「それってあなたの感想ですよね?」
わたし
「はい、そうです(きっぱり)。」
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「長く続けりゃいいってもんじゃない。」という
ご意見も
当然あるのでしょうが。
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わたしが好きな
センチメンタル・シティ・ロマンスと
ムーンライダーズには
「業歴が長い」ということのほかに
「ある共通点」があります。
みなさんおわかりですよね。
そうです。
「ヒット曲がない」ということです。
「スタレビ」なんかだと
微妙に(笑)ヒットした曲がありますが
センチとムーンライダーズは
「見事に」何もありません。
「一発屋」ですらないバンドが
ガラパゴス・バンドがしのぎを削る
この国で
こんなに長く活動するには
ヒトに言えない難行苦行が
あったに違いありません(涙)。
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「ライト・ミュージック」誌
1975年9月号の広告です。
センチのデビュー・アルバム。
「プロデュースする余地がない」ということで
「チーフ・オーディエンス」なる肩書(?)の
細野晴臣のコメント。
「もう 僕にはできない音楽」。
細野晴臣は
すでに「西海岸」を離れ
「泰安洋行」に出かけていましたので
「もうできない」わけです。
「はっぴいえんど」が下敷きにした
バッファローやモビー・グレイプの次の世代
「イーグルス」
「ポコ」
「ドゥービー」
「ロギンス&メッシーナ」、、、。
それらを咀嚼したサウンドは
「はっぴいえんど」に間に合わなかったわたしにとって
「ど真ん中のストライク」でした。
幸せなことに
わたしは
告井延隆と中野督夫が揃った
センチを
観ることができました。
ステージに機材がやっと乗るような
百人ばかりでいっぱいになるような
ほんとうに小さな会場でした。
「フールズ・フォーリン・ラブ」の
アカペラ・コーラスから始まったライブは
「老舗の羊羹」のように
しみじみと素晴らしいものでした。
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日本で「ウエストコースト」っぽいサウンドが
売り(?)のバンドというと
「T-Bird(越中屋バンド)」とか
(ちょっと時代は下がるけど)「サザンクロス」なんかが
そうかなと思います。
(「サザンクロス」は
「サザン・ロック+リトル・フィート」って感じかな。)
どちらも
YouTubeに
音源や映像が
チラチラとあがっています。
やはり
「続ける」って
難しいことなんだと
しみじみと思います。