雨晴るる
こんばんわ。
カナダに来て3か月が経ちました。
私がヨルシカ好きなのは周知なのかもしれませんが、最近よく聞いている歌の歌詞を紹介します。
「あの日まで僕は眠っていたんだ 言い訳ばかりで足が出なかった
想像よりずっと君がいた街の青さをずっと
歌え 人生は君だ
ずっと君だ 全部君だ 藍の色だ
言葉になろうと思った思い出だけが
遠い群青を染めた もっと書きたい ずっと冷めない 愛の歌を
君のいない夏がまた来る。」
「白いカーテンが揺れた そっと揺れた 僕に揺れた 愛に触れた
言葉になろうと残っていた君の詩は
あの情景は消えない きっと消せない ずっと褪せない無謬の色だ
歌え 人生は君だ
全部君だ 全部消えない 愛の色だ
この目を覆った淡い群青の色だ
思い出すように揺れた もっと書きたい ずっと冷めない愛の歌を
君のいない夏がまた来る」
”雨晴るる”という歌です。
これを聞くと、私はいつも彼を思い出してしまいます。
日本にいて、結局一度も会うことができなかった。
唯一、同じ書き物をする人として価値観や考えがとても合うと思った人でした。
会ったこともなくて、電話で話したり、携帯電話越しでしか話していなかったけど初めて私と同じような考えを持っている人がこの世に存在しているんだと思えた人でした。
私は彼に、ヨルシカをお勧めしました。
すると彼は、ヨルシカのことが大好きになりました。
彼にも良くないと思い、私がカナダに来る前に一方的に連絡を絶ってしまいました。
こっちに来て、いろんな男性と会ってみましたがやっぱり彼ほど同じような価値観をもっている人はいなくて。彼とは唯一、この世界で心の底からの本音を話せていました。
でも、もう一生会うことはできないのかもしれません。
私は、この時期が来てこの歌を聞くといつも彼のことを思い出してしまいます。
私は、彼を愛しているのでしょうか。私は今でも彼のことが好きなのでしょうか。
それともその彼との美化された”思い出”が好きなだけなのでしょうか。
最近、友情とかより恋愛が全く分かりません。
人を愛するって何なんでしょうか。
好きってなんなんでしょうか。
「この人と一緒にいたい」
本当にそう思える相手は現れるのでしょうか。
私はまだ、
「この人でいいかな」
と思ってしか付き合ったことがありません。
Nado