ナツノオワリ
夜長月が訪れた。
毎年この季節に香る金木犀の香りが大好きだった。
どうやらバンクーバーの夏の終わりは、そんなものはなく
突然空気が冷え込んで季節の終わりを感じる余裕なんて私にはくれないようだ。
バンクーバーにきて6か月が経とうとする。
人の価値観というものは周りの環境に大いに影響されるのだととても感じた。
日本での常識はバンクーバーでは常識じゃない。
だからこそ、正しい正しくないというものは本当はないんじゃないかと感じる。
これこそが世間の常識だー!と押し付けてきた彼女の言っていたことは
狭い世界で、それが正解だとしか思えないような小さい情報量と、少ない経験値の中でしか作られることのない価値観だったんだと。
留学は決して楽しいものじゃないです。
仕事をするとなると10倍。
だからこそ、「観光客」でなく1人の「人間」として見てもらえる。
海外留学に悩んでいる方、絶対にしたほうが良いと思います。
6か月がちょうどいいかなと私は感じます。
ホームシックにならない程度に必死に頑張れる。
ちょうどいい時期に日本に帰って日本食が食べられる。
ただ私は、もっと広い世界が見たいと思いました。
だから旅は続けていきたい。
そして1人旅というものはとてもいいものだと思います。
「寂しい」とかもあるけれど、人間力が鍛えられるし自立できると思います。
誰かに頼らず自分が行動しないと何もできない状況がずっと続くから。
だから1人旅は続けていきたい。
旅って言葉いいですよね。好きだなあ。
思ったことをつらつら書く今回でした。
ではまたー。
Nado