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自分の役割を淡々とこなす
1.軸を決める
2.習慣を決める
3.社会での役割を決める
失恋したときは、そこからの立ち直り方を本で読んだり調べたりしていた。
書いてあることは結論として、
「恋人の他に好きなものを決めておくこと」
という内容だった。
それにならって、実際にアイドルや俳優さんで好きになれそうな人を調べて画像を保存して、舞台やコンサートを調べたりしたが、全く持って興味が湧かなかった。
実際に触れ合える訳でもなければ、家族でもないのに、どうして自分の時間を割かなければならない?と私は感じた。(推しがいる人を否定している訳ではない)
ペットを飼った経験もなければ、"課金"と称されるような対象もなかった。
そして逆説的に言われる、1人の時間を充実させる、というのも不自由なくできていた。
そこで考えたのは、私が不足していると感じるのは「必要とされているかどうか」だった。
何か起きたときに、子供の頃から自分が悪いと自己肯定感を下げ続けて、自分の居場所を追い求めていた。
そして社会人経験を経てから、個人で依頼されるような仕事をできていて、今はとても充実している。
なぜ充実しているのか、これが自分がやりたい役割で、自分にしかできないと実感があることだから、だった。
それが社会の役に立つか立たないかは、収入という物差しでしか測れないのかもしれないが、その自分で見つけた自分の役割を淡々とこなすことが、心の安定に繋がっているのかもしれない、と思った。
歌を歌う人はその様子を撮り続け、魚を釣って捌くのが役割な人は、どんな時でも淡々と捌き、その様子をSNSにアップする。
自分の身近な人を助けるという役割の人は、そのために必要な行動を淡々とする。
収入や他人の笑顔という結果が見えることをゴールにすると、頑張る方法を間違えやすいんだな、とこの自粛期間で気がついた。
自分の役割を淡々とこなす。
これは本当に忘れないようにしたい。