御朱印RTA(T=travel):全国の一宮の御朱印を授かった話(17/24) 2023年7月その1
この記事は2023年1~9月に実施した御朱印RTAの7月分の記事その1です。前回はこちら。また、いきなりこちらの記事にたどり着かれた方は、Indexページも適宜ご参照ください。
収束の方向を考える
終盤戦である飛行機編は、これまでの鉄道ほど適当には進められない。鉄道は基本的にいつ乗っても料金は大きくは変わらないが、飛行機は早期割引や、予約変更不可を受け入れる割引などがある代わりに、基本的には鉄道より高額(東海道区間除く)なので、なるべく早めに計画的に便を押さえて行く必要がある。そうすると、特に最後をどこに回すのかということも考えなくてはならない。地元から最も遠い薩摩という案もあったけど、ここは淡路を最後に回すことにした。敢えて日本国の始まりの地を最後に回し、その後ゴールとして伊勢神宮にお参りするという流れがなんとなく美しいかな、と思ったのだ。かくして、岡山から帰ってきた週に残りの工程のすべての飛行機を押さえた…と同時に毎週末の天気、特に台風の動向が気になって仕方がない残り9週間が始まった…。
7月1日:伯耆・石見・出雲
No. 068: 伯耆国一宮 倭文神社
岡山のときと違い、今回は7時台前半の便。そうすると、羽田には6時頃に着いておく必要があり、この時間であれば流石に駐車場も空いているだろうけど、痛い目を見た翌週なこともあり、だいぶキツイけど公共交通。そして現地で実際6時前半だったら普通に停められることを確認。これで次回からはマイカーでいいでしょ、と。
空港に降り立ってレンタカーを受け取る。今回の旅程もなかなかの強敵、と言うか飛行機が高いので可能な限り一度の旅程でたくさん砂漠必要があって、自ずとこういう強行軍が増える形。島根から鳥取西部を延べ300 km強走り通す。
初手から一番遠いので、途中の道の駅羽合で早めの昼を入れる。コロナのせいでレストランが閉店になって、軽食コーナーだけになってた…。
さて神社。池(東郷池)のほとりの小高い山の中腹にある。
No. 069: 石見国一宮 物部神社
さて、次は一気に160 km西に走る。実は5年ほど前、中国地方の道の駅スタンプラリー全制覇をやっていて、このあたりの国道を中心とした下道は相当に走り込んでいる。ふとしたことで走ったことが思い出される瞬間がしばしばあって、走っていて面白いは面白いが、早起きと道の流れ自体は単調なのもあって途中意識が怪しい状態で走っていた気もする。思うところがあって、寄り道なしに順路直行。
さて、御朱印を授かったのだけど、相当のレア事象に遭遇した。
おわかりいただけるだろうか。日付の書き損じ!ちょうど月が切り替わったところ、うっかり六月としてしまった模様。謝られたけど、とんでもない!これこそ唯一無二の旅の思い出。実際、「いやいや、むしろ記念になりますんで!」と言って喜んで受け取った。実績「書き損じの御朱印を授かる。」解除・・・これ解除できた人、どれだけいるんだろうね?
No. 070: 出雲国一宮 出雲大社
さて本日最後は出雲大社。70のキリ番を充てたいからこの順番でまわったと思う人がいそうだけど、そうではなくて、必然性があってこの順番にしているう。今回の旅程だと三件目が四時過ぎになることが確実で、そうすると小さな神社の受付は閉まってしまうことが多い。その点、大観光地でもある出雲大社は受付時間が長めに取られている。だから、出雲大社を最後に回す必要が、あったんですね。出雲大社の一番遠い駐車場を兼ねた、道の駅大社ご縁広場に駐車して向かう。
そして王者の風格漂う超シンプルな御朱印を授かる。
この後は隣の博物館を観覧する。出雲には延べ4回来てるけど、一度も博物館を見ていなかったので、この機会に。そしてこれに寄りたいから他の道中寄り道はすべてカットした。
観覧を終えて空港に戻ったらいい時間。飛行機の待ち時間で出雲に来たんだからということで割子そばをいただく。
帰りの便は19:25。さらに羽田までは公共交通で、帰宅は22時30分。連続18時間稼働で、我ながらようやっとる。
7月8日:長戸・周防
この日の日付に心当たりがある人はいるだろうか。これ、2023年7月の九州豪雨のど真ん中。飛ぶ数日前から雨の動向を緊張感を持って注視していて、どうも当日それなりの雨に当たる可能性があるようで、果たして便は飛ぶのか、飛んだ先で大丈夫なのか、帰りの便も飛ぶのか…飛行機旅の怖さがいよいよ出てきた、そんな感じを受けつつ出発。もちろんマイカーで。
No. 071: 長門国一宮 住吉神社
朝時点の雨の予報によると西から黄色~赤の線状降水帯が迫ってくるとのこと。そうすると、先に東側である周防国を回ると確実に豪雨に突っ込むことになるのに対し、先に西側である長門国を片付けると、最初に当たる可能性があるが、後はうまく逃げ切れる可能性がある。そんなことをラウンジと畿内で考えながら山口宇部空港に降り立った。
比較的近距離にある2社だけを回るので、滞在時間は5時間弱。寄り道の余裕はなく、直行する。雨は降っているものの、折りたたみ傘でさばける程度の勢い。
一路山陽道で防府に向かう。やはり途中でものすごい雨に降られたけど車中だったからセーフ。予報自体はあたったので、まさに神回避。途中SAでわずかばかりの観光要素を入れる。
No. 072: 周防国一宮 玉祖神社
降水域から逃げるか、並走するかという事態を予想していたけど、先程の雨以外は全く大した雨はなく、たどり着いた時点ではもはや降ってすらいなかった。
さっと空港に戻る。結局車中でちょっとすご目のやつに降られた以外は、全く雨らしい雨に遭わなかった。こうやって信仰心というものができていくんやなって。
さてそれはそうと山口宇部空港、つまり宇部と言えば…。
というわけで、心ばかりの観光要素として、空港のエヴァまみれ状態を貼って本稿を締めようと思う。
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忙しさの波が去ったけど、分量多いからなあ…。→4/20書きました!
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