御朱印RTA(T=travel):全国の一宮の御朱印を授かった話(7/24) 2023年3月その2
この記事は2023年1~9月に実施した御朱印RTAの3月分の記事その2です。前回はこちら。また、いきなりこちらの記事にたどり着かれた方は、Indexページも適宜ご参照ください。
3月18日:陸奥
春分の日の3連休を活かして、マイカー泊りがけで陸奥を攻略した。実際の所、ちょっと頑張れば日帰りできるのだけど、たまには泊まりの旅行もしたいからね。なお、翌日はノンストップ帰宅で旅行的なトピックスは皆無なので、記事としては初日宿に泊まるところまでとする。
No. 029: 陸奥国一宮 その1 都都古別神社
常磐道下りの渋滞を踏まず、かつ、福島県を縦断して、宮城県塩竈市までマイカーで御朱印を授かりに行きつつ、晩御飯がこまない時間に仙台市街地に辿り着こうとすると、当然のように夜逃げスタートになる。とはいえ、ノンストップで到着すると早すぎるので、時間調整がてら友部SAで朝ごはん。
那珂ICで降りて国道349号、途中で118号に切り替わる、をひたすら北上する。この日は生憎の雨。そして、関東から北上していくので春から遠ざかる方向であり、景色はいかにも寂しくなっていく。道中道の駅で少し時間調整して、しとしとと雨が降る中目的地に到着。
古めかしい神社に雨の空気感が乗って、しっとりした味わいのある絵にはなるのだけど、傘でかばいながら片手でSigma sd quattro(+18-35mm F1.8)を取り回すのは結構大変です。
No. 030: 陸奥国一宮 その2 都都古和氣神社
もう一つもごく近くにある「つつこわけ」神社。そのようになった背景なんかは、どうせどこかのコピペになるだけなのでここでは触れない。さてこの神社、google mapのナビに従えば駐車場があるはずのところが轍が泥道になって入れる気がしなかったので、近くの信用金庫さんの駐車場を借りた。褒められたものではないが、こうしたおかげできちんと一の鳥居からお参りできるようになったのが怪我の功名と言えようか。
さて雨であり、地域的にも決して参拝者の多くない場所であるため、社務所には人気がなく、これはだめかなと思いながら車停めた所に戻ろうとしたとき、なんと近くにあったご自宅から出かけようとしていた宮司さんその人に「もしや御朱印をお求めか」という旨の声をかけられた。それで事情をお話すると、玄関先まで招き入れていただき、ご記帳いただけた。まあ由緒あるところとはいえ、いろいろ大変になってきているとの由。丁寧にご対応いただき、こちらもきちんと謝意を伝えてあとにする。
せっかくなので、近くの棚倉城址を観覧する。お堀と建物跡地があるよくある形のものだけど、雨に濡れた梅を撮ることが出来た。積極的に撮りに出ることはなかなかないからね。
No. 031: 陸奥国一宮 その3 鹽竈神社
再び県道を北上して、あぶくま高原道路→東北道で仙台方面に向かう…が雨予報ということで危惧していたことが起こってしまった。郡山の辺りで明確にみぞれから雪に切り替わり、安達太良~二本松では路肩の雪が消えず、路面も雪混じりのシャーベットになってきた。ノーマルタイヤだから明らかに危険な領域へと突入している。このあと更に仙台に抜けるのに蔵王の横を抜けるわけだけど、どう考えてもそこは今より状況は悪いはず。というわけで、完全に予定外だったのだけど、オリチャー発動、福島西ICで降りて、福島からパークアンドライドで目的を達成することにした。
かくして、最低限のカメラと宿泊セット以外は車に載せたままにして、福島→(やまびこ)→仙台→(仙山線)→本塩釜駅。
実際の所、走行車線をゆっくり走ったら突破できたんだろうけど、国見以北のぐねぐね区間の路面が凍結していた場合のことを考えると怖すぎる。ただまあ、こういう予定外の展開になって、旅してる感が強まって楽しかったのは事実。駅から若干歩いて目的地へ。
そして・・・。全く狙ってないんだけど、見開きでかっこよくいただくことに成功。
この後は仙台駅に戻り、駅のレストラン街の牛タン屋で食事。本来の予定なら、国分町あたりにある牛タンの元祖というお店に開店と同時に滑り込むつもりだったのだけど、時間と気力的に無理だった。
お宿は江陽グランドホテル。連休補正もあってぼちぼちな値段しましたよ。んで、荷物置いて仙台散策して完了。
上で書いた通り、翌日は最速行動で帰宅したので旅行的には書くことなし。とはいえ、正直ガバからのオリチャーで復帰するという旅行の醍醐味を味わえて、疲れたけど楽しかった。
3月20日:飛騨
No. 032: 飛騨国一宮 水無神社
さて、なぜ3/19は観光せずにさっさと帰ったかと言うと、これである。というか、他に車で寄って帰れて、且つ、渋滞を踏まずに済むルートが無かったというのが正しい。というわけで、最速で名古屋に出て、特急ひだの一番列車でイクゾーデッデッデデデデ。
最速で出ても、高山に着くのは10時を過ぎるわけでやっぱり遠い。ちょっと駅周囲で時間を潰して、11時開店の高山ラーメンのお店に滑り込む。the こういうのでいい醤油ラーメンで、大変美味しゅうございました。
肝心の神社にはレンタサイクルを使う。鉄道最寄り駅もあるのだけど、本数が少なすぎるからね。暑くも寒くも無い春の空気の中、国道を約7 km南下したところが目的地。
さて、この高山市、米澤穂信氏の古典部シリーズのモデルとして有名で、実際アニメ化された際は市内の様々な場所が背景として使われていたという。当然、この神社も出てきたようだけど、もう随分昔の話。流石に「聖地」的な盛り上げ方は残っていなかった。放映直後だったら、自分も構図に凝って撮影したんだろうけどね。
滞在時間は5時間弱なので、高山市街地を観光する時間は取れない。それに通算4回くらい来てるから、陣屋とか街並みをもう一度というテンションでもない。レンタサイクル店のある通りを少し歩いて、橋の袂のみたらし団子をいただくにとどめて、この旅を締めにした。さすがに泊の旅行を入れつつ3連休フル稼働は、ね?
3月25日:越後
ここまででもう太平洋側で行けるところがなくなってしまった。いよいよ日本海側に進出である。
No. 033: 越後国一宮 その1 居多神社
北陸新幹線で上越妙高駅、妙高はねうまラインに乗り換えて直江津駅。
今回はすべて完全公共交通+徒歩であり、場所柄列車を逃すと大変なロスになるので、一直線にまず行くところまで行って、帰りの道中でちょっと観光するようなムーブになる。ちょうど天気も良くない中、北陸の地方都市から思い浮かぶような寂れゆく街中を歩いたものだから、自分が巡り合わせいかんではこの辺りで仕事になった可能性もあったことに思いが至ってしまった。
御朱印は宮司さん詰め所(ご自宅?)玄関で、初穂料をお納めして箱に納めてある書置きをいただく形。境内にブース(というのはよろしく無いが語彙がない)があったから、にぎやかな時期だったら直接ご記帳いただけたんだろうか。
本来の参道を抜けて一の鳥居から退出すると、ほど近いところに神宮寺があったので、拝観しつつ駅に戻る。境内の桜の蕾が弾けんばかり。オンシーズンだったら相当いい感じの絵になりそうだった。
駅のそばの駅そば屋でメギスそばをいただいて、いざ糸魚川へ。
No. 034: 越後国一宮 その2 天津神社
直江津駅から元北陸本線新潟県区間である日本海ひすいラインで西へ。複線の路線だから深く考えずに進行左側の窓側席に座ったけど、これはもったいなかったと思う。なぜ海側に座らなかったのか。と言いつつも、超早起きからの徒歩でそれなりに疲れたので、一寝入りして糸魚川駅着。
さて糸魚川駅、この御朱印RTAシリーズで全国を巡ったけど、ここはこんな機会でもなければ絶対降りないであろう駅筆頭なんじゃなかろうか。それで神社は、山手側、どちらかというと寂しい側の出口から出てすぐ近くにある。駅側から行くと裏参道的なところから入る感じになる。
一通り掲題の撮影とお参りをして御朱印を…
…はい。ついに出ました。どうやってもいただけそうにない固い意志を感じる書置きに撃沈。ただまあこれは、分母を減らす形でノーカウント扱いでいいかな、と。陸奥国一宮の幸運で忘れていたけど、今後小さな神社もいくつもあるはずで、ここまでがメジャーなところばかりで順調すぎたのだ。一体何ミスで完走になるのかと、少し現実に引き戻された一幕だった。この後は駅前で少し時間調整をして「はくたか」で帰路についた。
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