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(ずっと憧れていた)手描きエフェクトへの道!

ずっとやりたかった手描きアニメーションに挑戦すべく
今回は手描きエフェクト(2D Effect Animation)をいくつか作成したのでご紹介いたします。


はじめまして!EPG (エンターテインメントプロジェクトグループ) の伏屋です。
普段はAfterEffect等を使ってモーショングラフィックなどの広告映像を中心に制作しています!
たまにデザインや絵コンテなど自分で映像に使用するイラストを描いたり、昔から絵を描くことが好きだったこともあり
ずっと憧れていた手描きのアニメーションに挑戦するべく、手描きエフェクトの制作過程を今回はお話しさせていただきます!



まずはじめに

チーム内で欲しいエフェクト素材をヒアリング。その中で挙がった
①飛び散る水
②下部で燃えている炎(ループ)
③シャドーボールのような闇系のオーラ(ループ)
上記3つのエフェクトのご紹介していきます。

作業はAnimateCCで進めていきます。
簡単にプレビューとコマ打ちが変更できるのでとても便利です。

今回私は手描きエフェクトはこれが初めてで経験もなかったため
下記の本を購入し、各エフェクト(炎/水/電気など)の性質の解説を読み漁りました。
「吉田流! アニメエフェクト作画」(https://www.borndigital.co.jp/book/6092.html)
(すごく分かりやすかったのでとてもおススメです)


いざアニメーション

pinterestやyoutubeでアニメやゲームに使用されているエフェクトなどを参考にしながら大まかな輪郭とタイミングや緩急をラフで決定。質感や形に気を付けながら清書していきます。

①まず水のエフェクトの性質と描き方を手に覚えさせるのにかなり時間がかかり苦労しました。
馴染むまでひたすら描いてみて重力と動きのベクトル、表面張力による丸みなどを考慮しながら描きました。


メモラフ

画像1



完成

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②こちらも水の時同様描いて何度も手に描いて覚えさせましたが、自分の手癖に合っていたのか早い段階で馴染んだためスムーズに描けました。
丸が上へ登っていくように形を意識しながら描きました。


メモラフ

画像3


完成

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③闇っぽいおどろおどろしさを強調するため、ちょっと重ための煙や炎をイメージしたオーラを描きました。
物足りなかったので電撃を少し足したのと、オーラだけで球体っぽさをだすため中央部分と端部分の動きの差をつけて工夫しました。(ここは特に参考のGIFを見て研究しました)
参考GIF:https://www.pinterest.jp/pin/757589968556156991/

完成

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完成したものの一部はAfterEffectに持っていき撮影処理をかけています。


■撮影処理とは:
 アニメなどで線画や背景素材を加工してカットを仕上げること

よりエフェクトっぽく見えるようグローの加工や必要に応じて色を調整してレンダリングしました。
(このよりエフェクトっぽくなる瞬間がとても好きです)


描いて動かすのって楽しい!

まだまだ荒いところはありますが、緩急と動きのある線が描けてとても楽しかったです!
参考にしたエフェクトはどれも描く人によって様々で、一口にエフェクトと言ってもAfterEffect上で作るものとはまた違い、絵柄や線の手癖,緩急のタイミングの好みなどが表れてそれぞれ個性があって奥が深く面白いなあと思いました。
この経験を活かしつつ自分で作ったエフェクトを業務に活かせる機会があれば挑戦していきたいと思います!


今回描いたエフェクトまとめ

004 のコピー


ご覧いただきありがとうございました!

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