どうする?クリエイティブ業界の「ライティング」
こんにちは、そしてこんばんは。クリエイティブ業界のキャリア25年を数えた山浦です。
現在はプロデューサーをしていますが、これまでプランナー、ディレクター、コピーライター(ライター)を経験してきました。
このキャリアを通じて活用してきたスキルが「ライティング」です。
この記事では、さまざまな「ライティング」について書いてみたいと思います。
1. 汎用「ライティング」
メールやスラック、バックログ、指示書、企画書、契約書!など仕事の中で「ライティング」する場面はさまざま。
ダイレクトコミュニケーションの良さもありますが、テキストコミュニケーションには、アーカイブ性があり、非同期、かつ多人数を相手にできる「ライティング」によって、タイパがよくなると思っています。
そうです、タイパって言葉、一度使ってみたかったんです。
2. 記事「ライティング」
本質は「要約」です。
本文を規定文字数内におさめ、要約したものが見出しになる。
もちろん語句の正しい用法や「てにをは」は最低限必要です。
たとえば1000文字の記事を400文字に収めるといった練習を1ヶ月も続ければ、かなり上達すると思います。
Webディレクターさんにもおすすめ。原稿待ちの状態を解消できる可能性がありますし、1つの強みになると思いますよ!
「要約」はAIの得意分野でもあるので、「インタビュー技術」を磨くのも吉かもしれません。
3. 広告「ライティング」
いわゆるコピーライティング。
広告の目的を達成するための「文字情報」全般を指します。表現の幅は無限です。ときには、あえて「コピーを書かない」ことも選択肢になるでしょう。
プロとアマチュアを分けるのは「ボディーコピー」と言われることがあります。具体的には「意味」をしっかり伝えながら、「字面(かな、カナ、漢字、英字のバランス)」を整え、声に出したとき気持ちいい「音」になるような文章でしょうか。
4. これから「ライティング」
昨今のデジタルコミュニケーションは、短文が基本で、句点を使わない、スタンプ文化など、随分と変わったなと思います。
商業コピーやニュース原稿も、AIを活用できる時代になり、求められる「ライティング」も変わっていくのかもしれません。
それでも、個人的には「ライティング」の価値は注目され続けると思っています。フェイクと監視ツールがあふれる世の中において、見抜き、かわし、残す技術でもあるから。
「ペンは剣よりも強し」ですね。
人類史上最大のベストセラーと言われる『聖書』にも「はじめに言葉ありき」と書いてあります。聖書にある最初の神の言葉は「光あれ」だったそうな。
少し強引ではありますが、“Writing”は、“Lighting”。
ライティングの技術を磨き、上手に使いこなせば、私たちの新しいキャリアや人生を照らすものになるかもですね。