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サンタをあきらめた日

小学校の低学年の頃だっただろうか?

クリスマスイブの夜、
枕元に靴下を置いて寝ると、
サンタさんが靴下にプレゼントを入れてくれるという噂を
どこかで聞きつけた私は
いつも使っている靴下を枕元に置いて、ワクワクして、
眠りについた。

翌朝目が覚めて、靴下を確認。

中には、森永のハイクラウンというチョコレートの箱。
ほかに少しお菓子が入っていたのかなー、
とにかくハイクラウンの箱だけはよく覚えている。

その瞬間、あー、サンタさんてホントはいないんだなと悟ったの。

今思えば、子供用の靴下に何か仕込まなけりゃならなかった親も悩んだろうけど
あのときの、がっかりした気持ちだけは、今でも忘れられない。

せめて、何か文房具とか、アクセサリーとか、心躍るものが
入っていれば良かったのにな。

悲しいクリスマスの思い出。

思い出したら、涙が出てきちゃった。

ちなみに、ハイクラウンは大好きでした。


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