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どうしても誰かに認められたくて

あなたがこの文章を読んだ時、少しでもこのタイトルに目が引かれたのなら、きっと貴方のために書いているのかもしれないです。そうであったらいいなと思いつつ、指を動かして文字を起こします。

ある人はこう嘆きます。

「誰も私を認めてくれない。思うこと、言うこと全部が受け入れられているように感じない。はっきりそう言われたわけじゃない。だけど、聞くだけ聞いて(あ、この人はそういう人なんだ)ってどこかで諦められて、次第に避けられているような感覚になってしまう」

この話を聞き初めに思ったことは、その人が求めるものは「誰かからの承認」ただそれだけです。

しかし、その認められ方が本人の中で納得がいっていないのではと思ってしまいます。

例えば仮に僕がその人に対してこう言ったとしましょう。

「大丈夫、あなたはそれでいいんじゃないかな」

この言葉を聞くとあなたは救われますか?

本当にそう思っているのかと疑ってしまいたくなりませんか?

もしそうなら、貴方自身が余程自分に対して自信が無いのかもしれません。

納得がいかないのは既に答えが存在しているから

「なんでそれでいいと思うの?」
「無責任なことを言わないで!!」
「貴方に私の何が分かるのよ!!」

色々言い返したくなるでしょう。

悔しくて腹が立ってしまうでしょう。

だって自分の中に答えはもうあるんだから。

答えを持っているけれど、どう言語化したら良いか分からない。

この気持ちをどうやって言葉にしたら良いのだろう。

誰かが代わりに言ってくれたらどんなに楽だっただろうか。

友達?

家族?

恋人?

恩師?

おそらく言うのは

きっと自分。

だけど、自分で誰かに「この気持ちを分かって欲しい」とはさすがに言えない。恥ずかしい。みっともない。

声に出すのがとても怖い。

最初の文字が出てこない。

すごくすごく、不安になると思います。

まず聞かせてください。

誰が恥ずかしいと言ったのですか?

誰がみっともないと言ったのですか?

誰がそんなことを勝手に決めたのですか?

心は素直であってほしい。正直が一番

仕事や勉強で実績もないのに、あれやこれやと口だけの人は確かに嫌われます。そんな人の言葉に説得力はありません。

それを恐れて承認欲求を我慢するのはたしかにわかります。

この程度の実績で誇っていいのだろうか?
他の人はもっともっとすごいんじゃないか?
自分だけ置いていかれているんじゃないか?

社会では結果だけが重要視されます。

結果が悪いと過程も悪かったのだろうと評価され、結果が良ければそれまでの頑張りを積み重ねたものだと評価されます。

これは実際とは異なっていたとしても起きることです。

例えば、そこまで頑張っていなくてもたまたま今回上手くいったことだってあります。

逆に「これならいけそう」と思っていたことでも想定外の失敗をしてしまうこともあります。

その時のタイミングや状況によって結果は大きく左右されてしまうのです。

しかし、感情や情緒といった心の部分はどうでしょうか?

大抵の場合、うまくいかない時はとことんうまくいきません。

低気圧で頭痛に悩まされ、「今日は何もしたくないな」と思う日は何をやっても頑張れません。

そんな時にきちんと「休みたい」と伝えなければ、どんどん悪化してひどくなります。負のループに陥ってしまいます。

誰かに認めてもらいたい時に他のことを気にしている場合ではないんですよね。

あなたが辛くなるのを悲しむ人がいる

会社では「あなたの代わりはいくらでもいる」と捨てられたようなセリフを吐く人もいます。ですが、それはあなただけの話ではなく、他の人だって同じことですよね。

今まで自分がいなかったら会社は回らないという考えを持っていた人からすれば目からうろこの話のように聞こえますが、当たり前の事なんです。

・余裕がない時
・疲れた時
・眠くて仕方がない時
・焦っている時
・緊張している時

目の前のことに集中していると時々「自分がいなくても大丈夫」という気持ちを忘れてしまう時があると思います。

ですがそれは社会での話。

他の時では訳が違う。

あなたが苦しい時、辛い時、心配してくれる友人。

支えてくれる家族。

「あんなのほっとけばいいよ」と励ましてくれる同期

色々な場所で出会った人たちは時にあなたを助けてくれます。

ですが、それはちゃんと伝えなければ分かりません。

言葉が出なくても、手を握ったり顔を見たりするだけでもわかります。

できたら声に出してみましょう。

その言葉が、声色が、あなたの”今”を教えてくれる。

それだけで周りは変わります。

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今回はいつもと少し違ったものを書いてみました。

少しでも自分の中で変化があれば幸いです。

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