見出し画像

クリスマス🎄🎅~この日に思い出すこと~

今日はクリスマス。

みなさんどのようにお過ごしの予定でしょうか。

お友達と過ごす方、家族と過ごす方、恋人と過ごす方…、
もしかしたらお仕事でそれどころではない方もいるかもしれませんね。
わたしも客室乗務員として働いていたときは、誰かと過ごすことは一度もできませんでした(笑)

クリスマスと言われて思い出すのは、去年のクリスマス。
当時わたしには、お付き合いはしていないけれど、食事に行ったり遊びに行ったりする男性がいました。(既婚の方ではありません)
お付き合いすることに肯定的になれないという点で、互いの利害が一致し、わたしたちの関係は続いていました。

一年ほど関係が続いていましたが、クリスマスは、一緒に過ごしませんでした。
恋人でもないのに、「一緒に過ごして」とはどこか言いにくかったのでしょう。

だけど、こういう時考えざるを得ないんですね。

「あれ、わたしが求めていたものってこれだっけ…」

こっちの道だと信じて突き進んでいたけど、足元を見たら終わりの見えない沼に入っていた、そんな気分でした。
きっと少しずつ靴は湿っていたはずなのに。

関係が始まった当初は気が楽でした。
会いたい時に会う。
誰かと食事をしたい時は彼を呼ぶ。
寂しい時には慰めてもらう。
それで十分でした。

「彼女だから…」「彼氏なのに…」なんて考えないことは悩むきっかけを消し、良いところだけを享受していました。
当時のわたしの口癖は、「あなたといると居心地が良いわ」でした。(そりゃそうでしょうよ!)
余計な期待をしてもうがっかりしなくて良い。
それは傷つかずに済む逃げだったのですが、そんな思いばかりがどんどん強くなっていき、このまま関係がずっと続けばいいとさえ思っていました。

だけど。

「クリスマスだから会いたい」

その一言がどうしても言えませんでした。
それが自分にとってどれだけぐっとくることだったか。

「彼女じゃないから期待せずに済む」ということは「彼女じゃないから必要以上は許されない」ということ。
期待という言葉すら存在しない関係。
期待する、されるの意味を痛いほど思い知ったのです。

いつしか、この人とぶつかりたい。
綺麗なところなぞるだけじゃなくて、深いところで繋がりたい。
気づけばそんな風に思うようになっていました。
身体で繋がることは簡単にできるのに、心で繋がることは難しい。

それからしばらくしてもわたしたちの関係は続いていました。

だけど、その半年後にはさよならしていました。
わたしが期待してもいい関係になりたいと、あの時感じたことを伝えたことがきっかけでした。
期待しない関係を結べる人から好きな人に変わっていたんですね。

今は、恋人がいます。
今年は、5年ぶりに恋人と一緒に過ごすクリスマス。

笑顔溢れるクリスマス、涙に濡れるクリスマス、一人ひとりのクリスマスがどうか自分の胸に降り積もる、大切な瞬間になりますように。(イエス様の生誕祭なんだけどね(笑))

メリークリスマス!⛄️🎄✨🎅