成長するということ
「成長」
私のお気に入りの言葉です。
できなかったものができるようになる。
分からなかったことが理解できるようになる。
人として成長することの意味が教育なのだとも思っています。
自分自身を次のステップへと進めるためには大きな弊害や困難も立ちはだかる。
それを越えるのが難しい。心が折れそう。自分にそれを乗り越える自信なんてない。
当たり前です。
楽々と乗り越えられたらそれは成長ではない。
「成長」とは、困難なこと、課題に対して探究をし、解決策を見出し、そしてその困難を乗り越える工夫を見つけ、そして、自分の力で登ることなのです。
簡単に手に入るものだけを選んでいたらいつまでも同じ場所に留まってしまうし、得れるものも限られてくると思います。
困難だからこそ「成長」なのです。
その勇気と強さを一緒に身につけていく練習場が学校なのだと思います。
安心してその練習ができる場所を、土壌を整えることが教員であり、「成長」することの「楽しさ」を共有することが「教育」なのではないでしょうか。
だとしたら簡単に手に入る「楽」ではなく、困難の先にある成長の「楽しみ」を子どもと一緒に味わいたい。
そして、子どもたちがその「楽しさ」に気づく時、私は心の底からの喜びを感じます。
人の生きる強さをこれほど近い場所で見守れるという素敵な職業。
だから、教育はやめられない!