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世間に転がる意味不明:貧すれば鈍す(プレハブでも良いと言う大阪万博の欺瞞)

■ミスリードする記事

○不成立ばかりの万博協会入札、ようやく全落札 工費69.5億円増
2023/8/9

協会が発注した建設工事で、入札が不成立となった10件はいずれも入札をやり直し、今回で全て成立した。

https://mainichi.jp/articles/20230809/k00/00m/040/353000c?utm_source=smartnews&utm_medium=ios&utm_campaign=smartnews

この記事はあたかも、今問題になっている海外パビリオンも含むかのような捉え方添えいてしまう恐れがある。いずれも日本側の問題であり、海外のパビリオンは関係ない。

しかも、「予定価格は約47億6000万円だったが、3回目の入札で約1・5倍の約71億1000万円で落札、約23億5000万円上振れした。」とあるから、建設コストは1.5倍に膨れ上がった計算だ。

「再入札ではデザインや設計を変更」とあるから、本当はいくらかかるはずだったのか心配になる。

設計変更はプレハブでもオーケーとでもしたのだろうか?

■プレハブでどのくらい安くなるのか

○着工遅れの海外パビリオンに「パーツ組み立て式」構想が浮上 大阪・関西万博 本国から資材持ち込み 組み立ては日本の業者が請け負う必要
2023/08/02

 ただ、国内の資材高騰や建設業界の人材不足を背景に、契約先の建設業者が見つからない国も多く、建築に必要な書類を大阪市に提出できているのは韓国だけです。
 そんな中、一部の参加国は自国でパビリオンのパーツを作って船で大阪に持ちこみ、現地で組み立てる方式を構想していることがわかりました。
 ただし、現地でのパーツの組み立て自体は日本の建設業者が請け負う必要があるといい、実際にどれだけの国がこの方式を選択するかはわかっていません。

https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_21106.html

先の吉村知事の「プレハブ」発言に呼応した形の記事だと捉えると、資材高騰や人件費は予想以上に深刻なのだろう。

もっとも、上記が浅はかなのは輸送コストを何も考えていないことだろう。絵に描いた餅になると思う。

■そんなに金がかかるなら辞めたら

東京オリンピックも、当初に国民に説明していた費用を大幅に超えても、誰も責任を取らず税金だけが国民にのしかかってくる。

大阪万博でも同じ構図だ。

下記の手立てでも、予算がめちゃくちゃになることは目に見えている。

○日本側施設の利用促す方針 海外パビリオン遅れで 万博協会
2023/8/1

2025年大阪・関西万博の海外勢のパビリオン建設準備が遅れている問題で、万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が、自前でパビリオンを建設する予定の国の準備が難しい場合、日本側が建てた施設の利用への切り替えを促す方針であることが1日、分かった。

一方で、協会幹部は「タイプAからBに変更すれば、日本側か海外側か、どちらが建設費を負担するかの交渉が必要になる」と懸念する。「万博の華」ともいわれる海外勢の辞退を防ぐための対応だが、日本側に追加負担が発生すれば、資材費高騰などで厳しい状況となっている建設費約1850億円の上振れは避けられない。

https://www.sankei.com/article/20230801-P6C7OXPNC5LFXJPRVS47SBW7V4/?utm_medium=app&utm_source=smartnews&utm_campaign=ios

プライドなどは捨てて撤退すべきである。
先の戦争で懲りたのではないのか?

<閑話休題>

(その他の参考記事)

○大阪万博、全テーマ館で建設業者決定…海外パビリオンは建築許可申請ゼロと遅れ深刻
2023/08/10
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230810-OYT1T50112/?from=smtnews

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