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世間に転がる意味不明:AIに仕事を奪われることの意味(AIとプロフェッショナルの境界線をChatGTPに聞いてみた)

■AIと人の境界線

ChatGTPに以下を質問してみた。

「同じ質問に対し、AIと専門家に聞いてみたときに、仮に「同じ回答」を得られたときに、人が答えることとAIが答えることに意味的な違いはあるか」

人の方が「背景」がありより奥深い回答になると言う答えだが、それは答えになっていないので色々突っ込んで聞いてみた。

回答が納得できるかどうかはともかく、最初の頃とちがい、かなりいろいろな事に配慮した回答であり、まるで人が答えているようだった。

示唆される研究成果などもあり、具体的に名称は得られなかったが、そうした情報へのアクセスのヒントを得られた。

回答への責任問題があるために慎重に回答していることが伺え好感度は増す。
しかし、誰かに聞くこととChatGTPに訊ねることで得られる情報の差異が分からなくなる。

生物的なこと物理的なこと、「生きた人である」こと以外にAIと人との境界線はどこに在るのだろう。

■プロフェッショナル

タクシードライバーは運転技術が求められサービス業の一面があるために接客態度の良さも求められる。したがって、タクシードライバーはタクシードライバーとしてのプロであることが求められる。

これに加え、サービス品質の担保のための知識なども求められる。
「地理試験」などはこれを担保するものであろうがこれを免除する方向で行政が動いている。

○タクシー運転士になるための高いハードル「地理試験」が廃止! 試験の中身と本当に不要なのかを「合格経験者」に聞いた (2/2ページ)
2024年10月7日

 実際に地理試験を受けたことがある筆者が感じたことは、出身地・地元や現在住んでいる場所の近くであれば難なく答えられるものの、日頃行かない場所や右も左もわからない場所を覚えるのは大変だということです。

 しかし、地理試験に合格しなければ、タクシー乗務員になることができなかったため必死に覚えました。筆者は、暗記科目が苦手なだけでなく、出身地・地元ではない場所でタクシー乗務員になったため、地理試験を複数回受けて合格しました。

https://www.webcartop.jp/2024/10/1456754/2/

おそらくは「ライドシェア」に関連するのだろう。
しかし、最近のタクシーは「ナビ」がついており、行き先の名称・住所を告げれば自動的にルートが提示される。まったくその地域で運転したことがないというのでなければ「地理を暗記する」必要性はない。

完全自動運転はまだ先としても、レベル2程度の実装であれば「運転のプロ」である必要も無い。

製造業なども自動化が進んでいる。多くの産業での「自動化」が進めば、「人が介在」しなくてはならない領域は縮小する。

今は「プロ」がするという仕事はAIが代替してゆくだろう。
何が生き残るだろう。

■感じる心

単にInputをOutputに変換するだけであれば、プロセスの自動化は進み、人が介在するのは補助であったり制御であったりする。善管注意義務は発生するものの、その補助すらもAIがしてくれるかもしれない。

そうした中で生き残るのは、プロセスの独自性を演出する(パフォーマンスを魅せる)パフォーマーだけであろう。唯一無二を創出できる職人や芸術家、あるいは一人一人(個別個別)に寄り添う、大量生産に向かない仕事に従事する人々だけであろう。

かつて「パンの工場」の設備投資の支援をしたことがある。工程自体はどこのパンの工場でも同じだろうがパンの発酵の状態は、その時に使う小麦、温度・湿度などで異なる。何が最適化は“感じる”ことが頼りだという。計測は機械やAIでもできるだろうが“感じる”ことはできないだろう。そうした感性を持つ人だけが残るのかもしれない。

しかし、そうした人々が必要とされる場面はそれほど多くはなく、また需要も極端な大きさにはならない。顧客は存在するが市場にはならない。

現在、ドイツのVW社では工場閉鎖やリストラが大きな問題となっている。工場閉鎖がなくとも雇用はそれほど必要ない時代は潮流である。

それぞれが唯一無二の存在になる努力をしない限り、その職業は失われる。
手を動かす職業だけではない、何かを創造する職業も同様である。

AIに負けない創造力と思考力そして“感性”が求められる。
あなたは「唯一無二の存在」ですか。
閑話休題

2024/12/21

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