世間に広がる意味不明:ゆでガエルの恐怖(海岸線の後退)
■温暖化の影響
○中国の海面水位、過去最高を更新 上海などの沿岸都市に脅威
2023.04.14
香港(CNN) 中国の沿岸地域の海面水位が世界平均を上回るペースで上昇し、2年連続で過去最高を更新したことが明らかになった。金融拠点・上海などの沿岸都市に深刻な脅威を及ぼしている。
米航空宇宙局(NASA)によると、過去30年、世界の平均海面水位は1年あたり3.4ミリ上昇した。
https://www.cnn.co.jp/world/35202625.html
温暖化がCO2により加速されているという現象は、おそらくはそうなのだろう。しかし、その原因はともかく、確実に地球規模で影響が出てることを忘れてはならない。
海面上昇により、少しずつではあるが海岸線は後退する。それは地球規模で考えればとてつもない影響であるはずだ。すでに、海岸から遠い内陸部での干ばつは数百年にわたって進行しており、砂漠化も止らない。
単に中国のことだけを考えれば良いわけではない。
■人ごとの対応
しかし、目の前の海岸線が目に見えない速度で後退していても人々は気がつかない。
ある日突然、昔は当然であった景色が一変していることに気がつく。
昨年まで収穫できていた作物や魚などがだんだんと減ってきていることに気がついても、気がついたときには手を打てる状況にならない。
地球規模のことに個人で対応することはできないので、どうしても関心が薄くなる。
意図しなくても、人々は環境に無関心になり、おそらくは手遅れになるだろう。
地球規模での「ゆでガエル」は進行している。
<閑話休題>
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