フェアリーS回顧
予想、馬券回顧
前走も本命だったが今回もキタウイング本命で馬連と3連複を的中。
キタウイングは前走の惨敗、鞍上替わり、外枠と人気が落ちる要素満載だったが、
新潟2歳の内容を重要視の姿勢は崩さず、追走ペースが緩むことは明白で、
今回は前走の失敗から溜めてくることまでは想定できていたのでここでも強気に本命を打てた。
新潟2歳を牝馬が勝つことは世代の混合戦の中ではそこそこ確率があり珍しくはないが、クラシックに特に結びつかない(ハープスターのみ例外)が、
あくまでクラシックでは結びついていないだけでフェアリーS程度では十分に勝負になるのは想定通り。
過去の牝馬の勝ち馬もメンバーが揃い辛いレースに於いては無様な競馬はいずれもしていなかった。
本命については大満足の結果だが反省点も少し。
最後まで買うかどうか迷っていたブラウンウェーブを切ってしまい危うく馬連のみの的中になるところだった。
今の馬場のモーリス×ハーツに末脚型の競馬を経験してきた馬なのであれば抑えるべき。
仮に3着だった場合、70万馬券の3連複が取れていただけに逆に4着で運が良かった形になるのは失敗だった。
レース回顧
12.1-10.8-11.6-11.8-11.9-12.0-11.8-12.3
34.5-23.7-36.1
予想段階から阪神JFよりは露骨なペースダウンがある想定だったが想定よりもかなり早かった。
このペースでは流石にこのメンバーだと前総崩れのズブズブな流れになって当然。
勝った阪神JFが最低の競馬だったので溜めて競馬ができた今回は能力を示せた。
ここを勝ったからと言ってクラシックとまでは言うことはできないが、紐に買っても良いくらいには感じる。
ハイペースを後方追走で直線急坂を差したのは桜花賞とそこまで差のないシチュエーション。(もちろん求められる上りタイムは全く異なる)
内を突いたが外を回しても来ていたと考えているので見た目より差のある勝ち方だったことも強調したい。
桜花賞はほぼリバティアイランドで決まっていると考えても良いが、逆にそれ以下は現状では大混戦。
2着メイクアスナッチはスナッチマインド一族の典型的な気性の持ち主で今回はハイペースが功を奏した。
それでもかなり引っかかっていたので、次走明らかにペースが落ちるメンバーならドボンもありそうだが持っている能力は高い。
ルーラーシップということもあり本格化はもう少し先になりそうだが、粗削りな内容でもこれだけ走っているので秋以降が楽しみ。
ただ、このままだと微妙な短距離馬になりそう。
3着スピードオブライトは前付けして唯一残った馬で純粋に評価したい。
切れる馬ではなさそうなのでクラシックではどうかというところだが1400の重賞なら今後も面白い存在になりそう。
4着以下だが阪神JF時にも似たようなことは書いたが、
全体としてこのレースも前付け組の評価は保留にすべきで惨敗からの巻き返しは十分に考えられる。
マイル重賞と言えどここまでペースが早くなることはレア。
前半5Fの58.2は近3年でも上位に来るハイラップで世代戦で言えばこのタイムより早かったレースは6例のみ。(前200レース中30番目のタイム)
上位人気の敗戦で一番もったいなかったのはミシシッピテソーロ。
原君ならおそらく素直に外で競馬していたので鞍上の乗り替わりも含め案外の内容。
直線のブレーキが無ければ楽に3着以内は確保できていたように感じる。
惨敗したディナトセレーネとヒップホップソウルだが、
ディナトセレーネは流石にペースが早すぎた。このペースで前で粘るほど強い馬ではないことは明らか。
血統的に向いていたとしてもここまでは厳しい。
ヒップホップソウルはこれもキタサンブラックの負けの典型。
ペースがここまで早くはならない想定だったので上位評価をしていたがここまで早いペースは流石に厳しい。
府中や阪神替わりなら十分パフォーマンス改善の余地ありで距離延長をするのも歓迎。