白ワインと料理の色と。
皆さまこんばんは🌙
今晩は白ワインがテーマ🍾
ワインと日本酒は同じ「醸造酒」では有りますが、日本酒はお米と水という異なる物質が合わさり出来る物でして、お米を蒸して糖化させてからお酒を造る必要があります。
(並行複発酵)
一方、ワインはブドウが既にグルコース(ブドウ糖)、水分、糖度、香りを持っていますので、それだけで完成してしまうとても合理的なお酒です。
(単発酵)
主観的ですが、日本酒はグローブやバットなど道具を駆使する「野球」
ワインはボールだけで成り立つ「サッカー」
のイメージです。
宗教などの理由も有りますが、ワインはシンプル故に多くの国々で普及、愛飲されてきたのではないでしょうか🌏
もちろん大変な労力を要する訳ですが!
ちょっとフォーマルに感じがちですが、今日はご家庭でも非常に使い易い白ワインのお話しです🤍
基本的に食材の色とワインの色でマッチさせて頂きます。
お肉=赤身のお肉には赤ワイン、白身の鶏やポークソテーなどには白ワインという認識をお持ち頂ければ簡単にセレクト出来ますよ😉
魚介=マグロ、カツオなどの赤身には赤ワイン、ヒラメ、鯛、イカ等には白ワイン!
赤身のお魚はヘモグロビンという、血合いや血液の成分が多い為、白ワインと合わせるとワインのミネラルが結びいて臭みが強くなりますが、赤ワインと合わせるとご存じタンニンと上手く絡んでいい感じになります。
ご家庭でおすすめしたいのが「白ワイン」です。
赤に比べ重くなくて気軽に飲めますし、軽いおつまみやチーズ、シチュー、お刺身、チキンステーキや豚肉、お豆腐にも合う万能なお酒です!
赤ワインももちろん良いですが、自ずと濃い色のお料理が増え、お食事自体に重みがつきますので、煮込みや揚げ物と言った手間の掛かる物がメインとなりますので、デイリーとして飲みたい場合は、ピノ、ガメイと言った軽めでタンニンの少ない物をオススメ致します。
今回は、🇮🇹イタリア・サルディーニャ島のアルジオラスの白「セレガス」というワインです。
ヌラグスという土着品種で、グレープフルーツ、シトラス、フローラルな香り。
酸味は殆ど無く、程よい厚みがあります。
温暖な地中海の島ならではのトロピカルな印象も受けます。
暑いので氷を入れてカジュアルに仕立てて流し込むと、より柑橘のアロマが出て軽快になりますが、程よい旨味のお陰でグビグビやってしまいます笑
ペアリングは昆布といりこで出汁を取った豚肉入り湯豆腐です。
食材の由来を意識しながら作りましたが、昆布のミネラル、いりこの旨味がじわりと広がり、ネギの青さと豚肉の甘み、染みたお豆腐が渾然一体となり、‘島のワイン’ともかなりの高相性!
ごまダレにも合いそうな予感!
是非皆様もワインの「色」、お料理の「色」を意識されてお楽しみください!
食卓が明るくなりますよ👍
※次回は酒屋とは。
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