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知財経営を行う方向け/事業に対する知財投資の適正額を把握しよう。

 こんにちは!元中小企業弁理士のnabです。本日は、「事業に対する知財投資の適正額を把握しよう。」というテーマでお話しします。事業規模に対する知財投資のコストとリターンについてのお話です。参考図書は「知財戦略のススメ」です。

知財の価値評価

 知財の貢献度を簡易評価する手法に、「利益分割法」があるそうです。米国の裁判例などから発展してきた知財評価理論で、「利益分割法」によれば、事業利益に対する知財の貢献度は、事業利益の25%(4分法)若しくは33%(3分法)というのが通説だそうです。

 つまり、予想される事業利益の3割を目安に知財予算を編成すれば、予算額が著しくずれる可能性は低くなるということです。

※ただし、事業利益が妥当に予測されていなければなりません。
予測には、少なくとも、市場規模・市場の利益率・競合数を考慮しなくてはなりません。

知財の価値評価に関するファクター

具体的な、予算額の算定はこちらをご参照ください。


こちらは、アイスクリームに関する実用新案1件に注目して、価値算定を試みた記事です。


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