Bluesette (課題曲)
私が11月に日本ツアーがあるので、来月は通常のオンラインクラスはお休みで。次回のクラスは12月です!
長年に渡り歌っている定番な曲ですが、歌詞も多いですし、メロディもAメロ、Bメロ、Cメロまであって、準備に時間がかかるという予測の上、資料を早めに出しています!通常、クラス開催の2週間前に資料を提示しています。パターンがわかってる方は自分で早めにに調べたりリサーチしたりするのも面白いかも知れません。
Bluesette
Music, Toots Thielemans
Words, Norman Gimbel
(A-1)
Poor little, sad little blue Bluesette
Don't you cry, don't you fret
You can bet one lucky day
you'll waken
And your blues will be forsaken
One lucky day lovely love will come your way
(A-2)
Long as there’s love in your heart to share
Dear Bluesette, don't despair
Some blue boy is longing just like you
To find a someone to be true to
Two loving arms he can nestle in and stay
(B)
Get set, Bluesette
True love is coming
Your trouble heart soon will be humming
Mmm mmmm mmm
Mmm mmmm mmm
Doo ya doo ya doo ya doo ya doo ya doo ya dee da-yee-ah
Bluesette
(C)
Pretty little Bluesette,
musn't be a mourner
Have you heard the news yet? Love's 'round the corner
Love wrapped in rainbows
and tied with pink ribbons
To make your your next springtime your gold wedding ring time
So dry your eyes, don't you pout, don't you fret
Goody good times are coming, Bluesette
(A-3+ ending)
Long as there's love in your heart to share
Dear Bluesette, don't despair
Some blue boy is longing just like you
To find a someone to be true to
One lucky day lovely love will come your way
That magic day may just be today
通常はあまりこの様には書かないんですが、
フォームがわかりやすい様にメロディの種類で、
A-1
A-2
B
C
A-3+ Ending
というのを歌詞の中に入れました。
【お薦め音源/ Bluesette 】
ベルギーのハーモニカ奏者(と私は認識してたけど、もっといろんな楽器も出来るマルチな音楽家でした)のトゥートゥ・シールマンが作曲した曲で、そこに歌詞が付けられて歌われています。6/8(テンポ速めの3拍子)が定番と思っていたらブラジリアン🇧🇷なビート(4/4)でもやっていました。Aメロ、Bメロ、Cメロなど、違うメロディも同じコード進行の上に乗っている、ジャズらしい曲です。
Sarah Vaughan (Db)
イントロが All Blues という曲(ブルース)に似ています。そのフレーズがAメロの終わりにも使われたりエンディングで繰り返したりなアレンジになっています。ハミングのフレーズはバイオリンが弾いてDooya dooya の所から歌が入っています。
Vikki Carr (Eb)
軽快なジャズワルツな感じです。高い方の伴奏音源と同じキーEbです。Bメロは歌わず、演奏で間奏の様にしてCメロから歌が入ります。エンディングは後半部分をアレンジして自由な感じに歌っています。
Mel Torme (Ab)
あのクリスマスソングを作曲したメル・トーメはスキャットが得意なテクニックが凄いシンガーです。30’の辺り歌に入る前に身体を使ってカウント出しうぃしています。ライブ音源で参考になるので良く観てください!Aメロ2コーラス目のメロディの変え方もとてもオシャレです。Bメロのハミングの所は独自スキャットになってます。Cメロを歌った後、転調してソロ(スキャット)になります。バンドとソロのトレード(代わるがわるソロを交代する)しバンドがソロをドラムともトレードし、最後に歌がAメロに戻りエンディングに行きます。エンディングも曲の中のフレーズたくさん使って独自の表現をしています。
キーはAbから転調してゆきます。
Charles Turner (G)
どんなテンポでリズム感じも歌で聞かせてBassだけと歌い始めます。
Bメロは省略しています。スキャットも斬新に入れています。
エンディングは始まったイントロの感じに戻って終わります。
キーはGです。
Roger Cicero (Ab)
アップテンポですがワルツではなく4/4のスウィングです。彼もBメロは省略しています。彼もスキャットをガツンと歌っています。CメロからAメロの途中でブルースなフィーリングで半分のテンポになりエンディングに入ります。キーはAbです。
King Sister’s (C)
伴奏音源の低い方のキーと同じキーCです。結構速いジャズワルツな感じで女性コーラス歌っています。メロディがわかりやすいので参考になると思います。Cメロまでは普通に進みますが最後のAメロは突然倍の長さになります(リズムテンポはそのままです)
Blossom Dearie(D)
ブラジリアン🇧🇷な4/4で歌うとこんな感じなります。これも作曲したトゥートゥ・シールマンがこういう感じでやっていたバージョンもある様でこの曲のもう1つの定番としてある様です。彼女はNYで活躍していたピアノ弾き語りの名手です。エンディングがブラジリアンのコード進行でとてもシャレています。
キーはDです。
Ella Fitzgerald & Joe Pass (G)
晩年のエラに全編スキャットで歌う(多分歌詞は歌っていなかった曲なのだろうか?)キーもGという女性ヴォーカルが歌うキーではないですが関係ない!って感じで歌い通しています。
Hank Jones (G) (No Vocal)
ピアノトリオでこんなに自由にスウィングしてこの曲を表現するなんて!というバージョン。何度も聞きたくなるバージョンです。Cメロも弾いています。キーはGです。
Toots Thielemans & Elis Regina (Scat & whistle)
このギターを弾きながら凄腕の口笛ソロが作曲者、トゥートゥ・シールマンです。ヴォーカルでスキャットする女性はブラジルのレジェンドシンガーエリス・レジーナ。この曲がこの様なリズムで定番なバージョンがあるのだ!という事を学びました!!エンディングのデュエットも素敵です!そして最後にゴリゴリのブルースになります!笑
キーはBbです。
Toots Thielemans & Stevie Wonder
(Harmonica)
こちらもご本人の素晴らしいハーモニカでジャズワルツなバージョンです。3:30辺りで曲がエンディングに入った頃に袖からスティービー・ワンダーが出てきて、ハーモニカでまた頭から吹き始めます。素晴らしいハーモニカ合戦!感動です!
キーはBbです。
今回、お薦め音源を選ぶプロセスの中でこの曲が私がいつも定番で歌っているジャズワルツだけでなく、4/4のブラジリアン🇧🇷もあるという事を知り、新たななる発見でした!
このスティービーワンダー登場の動画も、Toots Thielemansが興奮して”I Love You”と叫んでるのも本当にチャーミングで愛らしく感動🥹でした。
あぁ!12月のクラスが楽しみです!!
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