#はじめてのインターネット
もう20年ちょっと前になるけど、個人サイトを借りてるサーバーのパスワードを失くしていて、当時は自分のメアドに送っていたものの半年ログインしないと過去メールが全部削除される仕様になっていて(酷い)
更新も削除もできないままネット上を彷徨っていた外部記憶だったが、ついこの2週間ほど前に日記部分だけはまだ使えると再び書き綴っていたら、珍しくも5年ぶりのサーバーのリニューアルメンテナンスとやらでCGIが500エラーを起こしていて月曜の朝から様子がおかしい。
いよいよ寿命なの?
ずっと放置してたし今まで生きてたのがすごいけど、私の20年分のテキストが詰まっているのに詰んでいる。諦められん。
あのサポートに直接問い合わせるなんて、塩対応はAIよりも噛み合わない禅問答…
ユーザー同士の互助会でなんとか成り立っていたので希望などない。
この門をくぐるもの一切の希望を捨てよと胸に刻んできた。
とまあ問い合わせしたら何回か自動対応に流されたけど理系的に生きてるアカウントに紐付けしたいと申し出たら軽く本人確認してもらえました(泣)
個人データが一致シマシタ1100円を払えばパスワードを教えてあげてもイイデスヨとの事。
本当に?!
名前も生年月日も登録した覚えはないし、もし私が私じゃなかったら…?
否、
よしましょう、
今は信じましょう。
ヒューマン!ビリーヴ、トラスト、インマイセルフ。
あの日記が丸ごと2000年代の存在証明。ブランク。
まあ私以外は見ないだろういわゆる黒歴史的な同人サイト日記を何故…
と思いますが別に現在進行形で歴史を開拓してるので昔の方がまだ痛くない。はっきり言って真摯、いたいけ、愛してる。
きっとサイトの雰囲気とか内容で総合的に判断してくれたんだ流石だよサーバー様、この世の中はまだまだ捨てたもんじゃない。
やればできる。性善説、尊い…!きっと取り戻してみせる。フラグなんかじゃない。きっとだ。
私の今生の20年間が1100円(税込)なんだ!
昔のネットは個人がジャンルでその上で好きな音楽食べ物コスメなどの文化で盛り上がる帰宅部の幕の内弁当のようなにぎわいでした。
チャットは朝までひたすら挨拶と麻雀の点数を嘆いている人がどこからともなくやってきて、たまに悩める若者が現れて皆で相談して8時に寝る。
そして常時接続!
人類の廃人計画は破れたかに見えた。
それに個人サイトだと人気のある人の半月に一度の更新を期待してるし、自動通知などないから毎夜日参。
大抵は日記だけ。
それすら常識的な人は毎日なんて更新しておらず、狂ったように日記ばかり書いてる者同士がが類友でつながっていて狂気の見分け、炙り出し効果が抜群だったと言える。
やはり書かずにはいられない。
来世でバックアップできるもん!!!(エコー)