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9949回アプリを利用して分かったこと 〜私を引きこもり状態から脱出させてくれたアプリ #swarm について〜
9949回。これは、私がアプリ "Swarm"を利用した回数だ。
期間にして12年。9949回も同じ操作をした、自分の執念深さに若干引きつつも、ここまで来れたこと、本当に感慨深い思いでいる。
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Swarmとは
Swarmは、位置情報を利用したアプリで、登録された場所を訪れたときに「チェックイン」という操作を行う。
行ったことを記念として残しておきたいような、名所やホテル・レストランなどはもちろんのこと、普段使いするようなお店、交通機関なども入っていて、少し出かければ何かしらの場所にチェックインすることができる。
私は記録をすることが本当に好きなので、どんな場所でもチェックインを忘れることはなく、時には登録されていない場所を自分で登録申請するくらい、熱心に使い続けているアプリだ。
アプリを使い始める前の私
上の子を産んだのが2002年。
Swarmを使い始める2011年までの間、私は外に出ることがあまり好きではなかった。
ざっくり9年間をまとめてしまうとそういう書き方になるけれど、もっと言えば、引きこもりに近かった時期もある。
慣れない初めての育児と、親友の他界。
祖父母の介護の手伝いと、父の看護。
下の子の出産。
自ら外に出たくないと思う期間もあれば、子供関連の用事や、病院への往復など、必要に迫られてなんとか外に出ていた期間もある。
程度の差はあれ、「時間ができた、やったー!外に行こう、友達に会いに行こう!」なんて飛び出していくような気持ちではなかった。
アプリが私を外に連れ出してくれた
アプリのことを知ったのは、2011年より少し前のこと。
先にiPhoneを使い始めた友人が、面白いアプリがある(当時の名前は Foursquare )と教えてくれて、iPhoneを買ったら絶対使うぞとワクワクしながら待っていた。
(自分の勘違いで、iPhoneを手に入れるのが2年ほど遅くなったので、ワクワクというよりも「歯を食いしばりながら待った」の方が当時の気持ちに近い)
やっとの思いで利用を始めてから、ハマるのに時間はかからなかった。
ちょっとした普段の買い物などでも、チェックインができると思ったら気の重さは半減したし、少しずつ普段出かけないような場所を訪れ、出会わないような人に会う機会も増えていった。
2010年。父の他界を機に再開したものの、なかなかうまくやりたいことを広げていけなかった英語講師の仕事が、2013年には全国でセミナーをできるほどになった。
もちろんそれは、セミナーを開催させてくれた講師の先輩のおかげではあるのだけれど、その先輩に会いに行こうと勇気を出せたのは、間違いなくこのアプリを使っていたおかげだ。
大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、たった一つのアプリが、私の人生を動かしてくれた。
圧倒的な数が、ものを言う時もある
ちょうど前回の記事で、「数ばかりを追い求めるのをやめる」と言ったばかり。
まさか、その次の記事で、それを撤回することになろうとは。
もちろん、数字は無機質なものだ。いくら数字を眺めてみたところで、そこにその時、その瞬間に思った気持ちまでが残っているわけではない。
(だから、その気持ちを言葉で書き残していきたいと、前回の記事で書いた)
でも。
圧倒的な数字が、自分の気持ちを物語る時もある。
今回、それが分かった。
だからこれからもこの記録は続けていく。
「量より質」なんて言葉もあるけれど、どっちがいいかなんて、やってみなきゃわからないのだ。
※ Swarmのダウンロード(Apple)はこちらから。
(Google Playにもあるようです)